出版社内容情報
身近な自然の音,さりげない日常の音に耳を澄ますことにより,世界に対する素直な感性と優しい心を育ててゆく魂の癒しをもたらす,子どものためのワークブック。
内容説明
身近な自然の音・さりげない日常の音に耳を澄ますことによって、世界に対する素直な感性と優しい心を取りもどす―魂の癒しをもたらす、子どものためのワーク・ブック。
目次
ウォーミング・アップ
目を閉じて、音をたどる
街角で耳をすます
靴を使って音楽を作る
音のない場所をさがす
リスニング・ウォーク
音の日記をつける
音だけでまわりの動きをつかむ
音のイメージを想像する
音の出る物を持ってくる〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふたば
1
子供向けだそうだけれど、自分や周りの「おとな」に対しても試せそうなワークが多くてわくわくする。この本に沿って音を探すことで、自分の聴覚やサウンドスケープに意識的になることができそう。2013/05/31
読書会
1
子供むけに音体験の教育(サウンド・エデュケーション)を行う教科書。大人も楽しめます。 マリーシェーファー最高です。万歳! 【例】「音の風景は、いつだって変化している。古い音はいつも消えていく。いったいそういう音はどこに行ってしまうんだろう?」 「ほんの少しのあいだ、すごく静かにすわってみよう。そして耳をすましてみよう。紙に聞こえた音を書き出してみよう。みんなそれぞれ違った音が聞こえたかな?」 2012/11/16
doji
0
マリー・シェーファーの本の導入として、子どもたちがワークショップ的に体感できるサウンドスケープの考え方に触れることができる。さらっと読んでしまいそうだけれど、この感覚的な知性というものを、生活の中でどれだけ鈍化させないか、ということなのだと思う。2020/02/28