出版社内容情報
遙かピレネーの麓から鳴り響く鐘の音,広大な農地の土の香り,民衆の祭りの喧噪。「今ここにない風景」を音楽でありありと体感させる異能の作曲家三人を論じた瞠目の音楽論。
内容説明
はるかピレネーの麓から、異郷の香りただようアンダルシアから、見えざる街の鐘の音が響く。20世紀のフランス音楽界に衝撃を与えた作曲家3人の“熱き”音楽。
目次
アルベニス―響きの充溢(リストからデオダ・ド・セヴラックへ;ラプソディとヒターノ風;熱気と瞑想 ほか)
デオダ・ド・セヴラックについての二つのエッセー(戸外にて。遠景について;休暇の日々から。こだま。対話。楽しき知;悲劇 ほか)
モンポウのメッセージ