出版社内容情報
いまもなお絶大な人気を誇るセルジュ・チェリビダッケ。音楽界のアウトサイダーとして,破天荒な演奏活動を続けた特異な指揮者の評伝。誤解と虚飾を剥いだ芸術家像を活写。
内容説明
その死後ようやく、さまざまな録音を聴くことができるようになった伝説の指揮者、チェリビダッケ。関係者の貴重な証言から、その思想の深奥をあきらかにする。
目次
第1章 ベルリン時代(指揮棒の天才児;黄金の日々 ほか)
第2章 遍歴時代(再出発;北欧の日々 ほか)
第3章 ミュンヒェン時代(音楽総監督誕生;最大の危機 ほか)
第4章 その音楽と哲学(音楽界のアウトサイダー;生成する音楽 ほか)
著者等紹介
ヴァイラー,クラウス[ヴァイラー,クラウス][Weiler,Klaus]
1928年生まれ。ベルリンで音楽を学んだ後、書籍出版を修める。図書館司書として勤務のかたわら、エルンスト・ユンガー、ゴットフリート・ベンなどに関するエッセイを、またたとえば「ミュンヒェン・フィル年報」1988/89年版などに、チェリビダッケについてのエッセイを発表
相沢啓一[アイザワケイイチ]
1956年生まれ。筑波大学助教授。青山学院大学助教授、ベルリン自由大学客員教授、NHKラジオ・ドイツ語講座講師等を歴任
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