出版社内容情報
海外の木材を買いあさり、自国の森を放置している日本。美しく、健康によく、しかも安価に建てられる「国産材の家」を通して、地球温暖化防止・日本の森再生を訴える。
内容説明
本書は、なぜ日本の木を住まいに使うのがよいことなのか、どのようにしたら国産木材の家を手軽に建てられるのか、そしてそれらを通して、森と人とが、どのようにすれば持続可能で豊かな関係を持つことができるのか、について述べたものです。
目次
第1章 木の家はこんなに素晴らしい(やすらぎをもたらす木の空間;健康で安全な木造建築 ほか)
第2章 国産材流通の障害(国産材は高い?;日本の製材業界の弱点 ほか)
第3章 国産材の家を安く建てる(ITによる流通革命;施工の新システム ほか)
第4章 木の家に住むには(これから家を建てようとしている人に;マンションやアパートに木を取り入れる)
終章 人と森とがつながるために(森の経済化も必要;地球温暖化と森林育成 ほか)
著者等紹介
菅野知之[スガノトモユキ]
1960年群馬県前橋市生まれ。東京農工大学農学部林学科卒。84年農林水産省林野庁入庁、名古屋営林支局新城営林署、基盤整備課間伐対策室、森林組合課構造改善企画班企画係長、農林水産省むらづくり対策室などを経て、92年退職。その後地域活性化関連の業務に従事し、トヨタの森「モデル林」管理企画業務にも参画。99年にトヨタ自動車(株)入社、事業開発部バイオ緑化事業室で国産材流通事業の企画を担当。2000年に退社、ベンチャー企業「ログウェル日本」を設立、代表取締役社長となる
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