クルーグマン教授の“ニッポン”経済入門

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393621660
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

出版社内容情報

日本の不況脱出の秘策インフレターゲットを理論的根拠と実証の両面から徹底解説。さらに財政・金融・為替・金融政策など巷で囁かれる代案や批判も総点検した「超」入門。

内容説明

元祖提唱者が語るインフレターゲット政策と日本経済の真の問題。見当外れの批判を粉砕し、「そうか、経済ってこういうふうに考えればいいのか」と思わず納得する日本オリジナル編集版。インフレターゲットと経済政策をめぐる議論を総点検した山形浩生氏の書きおろし解説も充実。

目次

復活だぁっ!日本の不況と流動性の罠の逆襲
「復活だぁっ!」解題
日本の流動性の罠について:追記
面子がどうのとか、浮わっついた話をしてる場合かね
十字の時:公共投資で日本は救えるか?
批判や代替案のあれこれ
日本:まだはまってます
新古典派でもケインジアンでも―流派を問わずに認められている調整インフレ論
絶対確実!流動性の罠脱出法―本当に確実なのか、そして本当に日本の役に立つのか?
流動性の罠脱出法
結論とおまけ

著者等紹介

クルーグマン,ポール[クルーグマン,ポール][Krugman,Paul]
1953年、ニューヨーク生まれ。大統領経済顧問委員会上級エコノミスト、マサチューセッツ工科大学教授などを歴任し、現在、プリンストン大学教授。国際経済、通貨理論などで次々に画期的な業績をうちたてるとともに、最近ではNYタイムズの名物コラムニストとしてブッシュ政権に強力な批判を続々と浴びせている

スヴェンソン,ラルス・E・O.[スヴェンソン,ラルスEO.][Svensson,Lars E.O.]
ストックホルム大学教授を経て、現在プリンストン大学教授。クルーグマン教授の同僚

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学大学院修士課程およびマサチューセッツ工科大学大学院不動産センター修了。シンクタンク勤務のかたわら広汎な執筆・翻訳活動を手がけ、ウィリアム・バロウズの紹介者としてもつとに有名
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夕刻

1
山形浩生解説が良い。翻訳は若干分かりづらい。 流動性の罠からのインタゲ政策と、最近のリフレ派の原点とも言える内容で充実しておりました。2011/09/12

Oezy_k

1
クルーグマンの例の流動性の罠に関する論文や、インフレ目標に関する論考がまとめられているもの。山形浩生訳で面白く読めるし、内容も高度。山形氏の訳者解説もあるので、数式や経済学が苦手な人でもえるものはあるはず。2011/01/22

Hiro-ki

0
“It's Baaack!”論文はかなり難しい。完全に理解するには標準的な学部レベルを超えた経済学の理解が必要か。でも山形さんの解説と他の論文も併せて読めば大体の論旨はくみ取れる。スヴェンソン論文以外は基本的には同じことの繰り返し。名目金利ゼロでもなお均衡に至らない経済では、均衡実質金利がマイナスでありうる(=流動性の罠)。そうした負の実質金利は、インフレ期待により調達できるだろう。…決して「入門」レベルの議論ではないけど、日本経済に対する認識としてはこの水準が「入門」レベルであれとの願いが詰まった訳書2012/12/10

わたがしはかせ

0
★★★★☆要するにゼロ金利でもお金が回らないなら実質マイナス金利にする、つまりインフレ期待を持たせろ、と。ふむふむ。でもこれって個人レベルではどういう意味なんだっけ?リタイア層は資産が目減りして厳しくなるし若者も資産形成のチャンスがなくなる?2012/10/03

m.tapioka

0
わかりやすい(もちろん数式以外)2008/08/16

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