家族のゆくえは金しだい

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家族のゆくえは金しだい

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393366417
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0011

出版社内容情報

墓守娘ブームの立役者による決定版家族論。長年のカウンセリング経験があるからこその、リアルな事例、核心的な分析と提言を満載。安泰で幸福であってこそ、家族――。
広く信じられてきたこのイメージは、もはや幻想である。そのことは、親子、夫婦、兄弟姉妹の関係で悩む人が多い事実からも言えるだろう。
「絆」や「愛」だけでは解決しない。私たちは、そろそろ、この現実と向き合わなくてはならない。

無職の子どもと、親。「持てる世代」の親と墓守娘。引きこもりや依存症。経済的DV、離婚……。家族問題と長年とりくんできた臨床心理士の著者は、家族問題をとく鍵は、「お金」だと指摘する。
本書において、豊富な事例とともに、問題の根幹、現代社会の影響を浮かび上がらせ、具体的な提言もこころみる。

「信頼関係がなくなったとき家族の権力・支配構造があらわになる。そうであるなら、むしろそれを駆使し、活用して信頼関係の再構築ができないだろうか。お金の出し方を工夫し、操作して、息子や娘の回復を図る。その工夫を説明しているのが本書の特徴だ」

とことんリアルな事例とともに、ありうべき展望を描く、信田さよ子の決定版家族論。

信田 さよ子[ノブタサヨコ]
1946年生まれ。臨床心理士(原宿カウンセリングセンター所長)。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。専攻分野はアディクション全般、アダルト・チルドレン、家族問題、DV・虐待など。ベスト&ロングセラー『母が重くてたまらない』『さよなら、お母さん』ほか、『アディクション臨床入門』『カウンセラーは何を見ているか』『共依存 苦しいけれど、離れられない』ほか著書多数。

内容説明

“愛と絆”だけでは乗りきれません。持てる世代の親と、無職の子ども。依存症者とその家族。経済的DV…。リアルな事例から現代日本を浮かび上がらせ、実践的な打開策を満載。

目次

はじめに 家族のゆくえとお金
1 家族の肖像―カウンセリングの事例をもとに(母からの不穏な宅配便;兵糧攻めとアディクション;僕はパスタのゆで方に命を懸ける;親からの借金リスト)
2 時代の鏡としての家族(戦後七〇年、何が変わったのか;家族における権力関係への気づき)
3 家族をとらえなおす(愛の幻想がついえた後に;高齢化社会の現実;いくつかの提言―必要なのは絆や愛ではなく、お金に対するルール形成;この国で「家族でいる」ということ;あとがきにかえて―近くて遠い家族、遠くて近い家族)

著者等紹介

信田さよ子[ノブタサヨコ]
1946年生まれ。臨床心理士。原宿カウンセリングセンター所長。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。駒木野病院、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室を経て1995年に原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、ドメスティック・バイオレンス、子どもの虐待などに悩む本人やその家族へのカウンセリングを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

50
図書館本。親を看取るまでにお金を使いはたして、老後の蓄えなんてなくなっちゃいそうやし、私たちは長生きできんわな、という心配で手にした本ですが、そういう内容ではありませんでした。っていうかむしろ反対で、親にお金があるばっかりに子が引きこもったりニートやったりアルコール依存症やったりするケースについて、どうやって親の依存から独り立ちさせるかっていう内容。あと、夫からの「経済的DV」に遭う妻のケースとかもあった。まぁ、お金のない我が家には縁のない話やね。2017/11/07

団塊シニア

33
臨床心理士として、DV被害、ひきこもりなど家族の問題の相談を受けた作者の体験事例は説得力がある、確かにお金で解決できる問題が多いことも理解できた。2017/04/16

おかむら

32
身もふたもないタイトル。引きこもりや依存症、DVなど家族問題を絆や愛情論でなく、お金の面から考えてみようという提案。決して安くはないカウンセリング料金を払える家庭の事例集なので、親の脛をかじり続けることも可能なのかなー。パスタの茹で具合にこだわる40代引きこもり息子の事例はかなりドン引きー。2017/09/23

カッパ

31
【131】338【◯】【感想】なるほど、確かにお金のルールを決めてきっちり守るのは大事だ。それをきちんとするにひ夫婦の仲も意思の疎通くらいはできる必要がある。家族といえばお金と権力。残念ながらそういう家は少なくない。天下の宝刀のような一面もあるからだ。なんだかお金をきちんとすることから始めようと思った。2017/04/12

とよぽん

26
「口に出せば元も子もなくなるようなタイトル」と、著者自身が書いている。今や、富と財産において子世代は親世代を越えられない時代になったことを、私たちは認識しなければならない。無償の愛とか、常識的な家族像とかは、時代の推移によってもはや幻想になった。30年間カウンセラーとして様々なクライアントを見てきて、著者が到達したところを述べている。これからの「家族」を考える鍵は「金銭」なのだ。そして、振り込め詐欺と社会保障制度が同根だという見解に、私は「タイトル」以上に驚き、納得した。2016/12/24

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