感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gotoran
6
既読の「意識のｽﾍﾟｸﾄﾙ1」は意識の進化が主題であったが、本書「意識のｽﾍﾟｸﾄﾙ2」は意識の深化が主題。意識をｽﾍﾟｸﾄﾙ状に構造化して、意識（人間の心）の本来の姿、即ち非二元的状態に辿り着くための道が模索されている。非二元に至る三段階とは、①能動的注意②停止③受動的、非二元的自覚で、ｸﾘｼｭﾅﾑﾙﾃｨ、ﾗﾏﾅ･ﾏﾊﾘｼ、鈴木大拙、ｳェｲ･ｳ･ｳェｲ、夫々を引合いに出しての言及が非常に興味深かった。また、本書をｷｰﾌﾞｯｸとして巻末の引用文献と共にK．ｳィﾙﾊﾞｰの他著書にも当ってゆきたい。2012/03/09
