よきことはカタツムリのように

個数:

よきことはカタツムリのように

  • 提携先に3冊在庫がございます。(2024年03月29日 14時15分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393333532
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

3・11以降、効率重視のあり方を変えていくには。世界中で広がる低成長時代の社会運動の萌芽を集めたエッセイ。変化は善、速ければ速いほどいいという「成長教」が拡大している。その陰で、過剰労働や環境破壊が進行し、人類史上恐らく最も深刻な危機を生み出している。

ガンジーは、「よきことはカタツムリのように、ゆっくり歩む」と言った。この言葉を今こそかみしめてみよう。直線的な成長ではない、本当の豊かさとは何か。シンプルであること、スローであることの価値とは何か。

本書は、スローライフを提唱してきた著者が、世界の片隅でゆっくりと進行しているよきこと、よきものを見つめていく。エネルギーや食から、環境保全、民主主義のあり方まで。自分のペースで着々と「よりよい社会」に向けて活動する人々を紹介し、明日へのヒントを照らし出す。3・11以降、私たちが最も大切にしたいことがつまった一冊。

辻 信一[ツジシンイチ]
文化人類学者。環境活動家。明治学院大学国際学部教授。ナマケモノ?楽部世話人。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表。「スローライフ」や「GNH」というコンセプトを軸に、環境=文化運動を進める一方、スロービジネスにも積極的に取り組んでいる。3・11をきっかけに「ゆっくり小学校(スロー・スモール・スクール)」を立ち上げ、学びの場を通してつながりを取り戻す活動をすすめている。著書に『スロー・イズ・ビューティフル』(平凡社)、『「しないこと」リストのすすめ』(ポプラ社)、『弱虫でいいんだよ』(筑摩書房)他多数。

内容説明

3・11後のスローライフ。今こそ本気で、世界と自分に歯止めをかけよう。持続可能な食とエネルギーの最前線から、民主主義のあり方まで。本当の豊かさが、ここにある。

目次

序 立ち止まる、そしてまたゆっくりと動き出す
1(「スモール」という価値;「スロー」という価値)
2(「愛」という価値;「民主主義」という価値)
3(「アウトドア」という価値;「ローカル」という価値)

著者等紹介

辻信一[ツジシンイチ]
文化人類学者。環境活動家。明治学院大学国際学部教授。ナマケモノ倶楽部世話人。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表。「スローライフ」や「GNH」というコンセプトを軸に、環境=文化運動を進める一方、スロービジネスにも積極的に取り組んでいる。3・11をきっかけに「ゆっくり小学校(スロー・スモール・スクール)」を立ち上げ、学びの場を通してつながりを取り戻す活動をすすめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

77
タイトルの”よきことはカタツムリのように”はインドのマハトマ・ガンディーの言葉から来ているそうだ。よきことはカタツムリのように、ゆっくり歩む。スローライフ・・・よく耳にすることはあってもそれを実践できる人は身近にいることは少ないような気がする。結果を早く出し合理的にできる人や組織が大切という世の中、それに応えられないあまり心を病むことも多い現代社会。立ち止まって休んでみることがすこしながらも個人にできるささやかなよきことかもしれない。2016/11/04

なつ

10
『真実を頼りに慈悲の心をもち続けること。これが唯一の道』『自然エネルギーの「自然」とは、まず自分自身のこと。天からのメッセージはよく寝て澄んだ心にこそ届くのだ』『アウトドアは楽しい不便であり、楽しい飯事(ままごと)』『朝目覚めた時、最初に何を目にするのかによって人生は大きく左右される』『動物や植物ばかりではない、石にもストーン・マインドという心がある。そして、それらとコミュニケーションをとることも可能だ。 それらすべてが様々な表現をしながら、それぞれの時間を生きている。石は石の、水は水の、土は土の時間を』2018/04/20

めぐみ

4
自分にとっての「よきこと」を考えてみた。何度も読みたい。2016/11/25

森田裕之

2
文化人類学者で環境活動家の著者による「スロー、スモール、シンプル」な価値観の提案。「すること」による空間への働きかけが過剰な現代、「しないこと」で「する」を「いる」に転換し、それによって時間の価値を取り戻し、「今、ここにいる」ことの意味を再発見する。空間における量の拡張ばかりを目指す生き方から、空間と時間が調和する生き方に転換する、という考え方に共感した。「日本人は世界最高の時計を作るが、肝心の時間がない。ブータン人は時計を作れないが、時間だけはたっぷりある」というペマ・ギャルポ氏の言葉が印象的だった。2018/07/08

ロータス

1
そうだなあ、そうだよなあ、と肯きながら読んだ。著者が当時一番嫌いだった言葉は「一億総活躍社会」だという。別に活躍しなくても生きていていい社会にならない限り、差別や分断はなくならないだろうし、優生思想ははびこるだろう。いま読んで良かった。2020/08/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11158633
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。