ネット社会の未来像―神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド3

ネット社会の未来像―神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド3

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  • サイズ B6判/ページ数 338p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393332443
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0036

内容説明

サイバー世界には何でもある。だけど、人の心だけはない。あいつぐ幼女殺害事件、子どもの安全を名目に着々と進む監視社会、テレビ局を飲みこむIT企業、不安に怯えて吠える都市の弱者たち、どこかで響く高笑いの声―サイバー・ネットワーク社会で、知らぬまに人の心を操るアーキテクチュラルな権力を読み解く。

目次

第1章 「動物化」と監視社会の奇妙な関係―忍びよる情報化の影
第2章 NHK問題から見る日本のメディア―権力の介入とメディアの公共性
第3章 メディアの生態系―フジテレビ騒動からメディアの未来を考える
第4章 テレビとインターネットの仁義なき戦い―ホリエモンのビジネスモデル
第5章 著作権のかげにあるもの―ウィニー開発者逮捕に見る権益の相克
終章 ネット社会の未来像―小泉自民党圧勝に見る日本社会の変容

著者等紹介

宮台真司[ミヤダイシンジ]
1959年、仙台市生まれ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。東京大学教養学部助手、東京外国語大学講師を経て、首都大学東京都市教養学部人文・社会系社会学コース准教授

神保哲生[ジンボウテツオ]
1961年、東京生まれ。15歳で渡米。コロンビア大学ジャーナリズム大学院修了。AP通信など米国の報道機関の記者を経て、1993年に独立。ビデオジャーナリストとして日米のテレビ局向けのドキュメンタリー制作に携わる。1999年、ニュース専門インターネット放送局「ビデオニュース・ドットコム」を立ちあげる

東浩紀[アズマヒロキ]
1971年生まれ。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター教授・主幹研究員。哲学者・批評家

水越伸[ミズコシシン]
1963年生まれ。東京大学大学院情報学環助教授。メディア・リテラシーやジャーナリズムを研究

西垣通[ニシガキトオル]
1948年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。情報論やメディア論を研究

池田信夫[イケダノブオ]
1953年生まれ。須磨国際学園情報通信研究所研究理事。情報論やメディア論を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

6
ライブドアVSフジとかWinnyとか懐かしーい話題ばかりだけど、本書で指摘されるネット・マスメディアの問題点は今でもあまり変わってない。このシリーズ全体に共通するけど、旧い価値観と新しい価値観の間で揺らぐ生活世界をいかに構築するか、という視点が底にある。東回なんかはそこにいやいや動物化と洗練された監視社会は耐えられるのでは、って議論もあってなかなかスリリング。個人的には水越伸のメディアの生態系という概念が面白い。最近読んでる本と上手くすれば繋がりそうだ。基本論点入門用にも使えるよ2012/02/13

キョウラン

0
思想地図も面白かった。 この本は5年前の本だけど日本ってほんと変わらないなあ、この閉塞社会。もっと希望のもてる国にはならないのかな?2011/10/13

yamayuuri

0
熟読。東浩紀を呼んだときの監視社会を人が感受してしまう現状は考えさせられた。その他、NHKやライブドアとフジの問題、ウィニーの問題など、それぞれ面白いが、本当は死にかけているモデルを無理矢理にでも延命させようとする勢力なんて、いつまで持つのかな?2010/08/18

MAGASUS藤丸

0
東浩紀の話は、彼らのそれも宮台と東と神保の対談で何となく理解できるので、これを中心に読もうと思ったが、相当まともだと思っていた同年代の宮台の唾棄すべき言動が見られ、正直もういいと投了した。2009/06/18

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