出版社内容情報
イラク戦争が暴露したのはアメリカの無理無体な行動原理と原則なき日本の右往左往ぶり。メディアが伝えない戦争の真実と、日本の思考停止の根源を鋭利な分析で徹底解明。
大きな反響を呼んだ『漂流するメディア政治』の待望の第二弾! 混迷を極める世界と日本の現状を小気味よく斬ってゆきます。幅広い読者が想定され、今月のイチオシです。
ニッポンはなぜかくもダメなのか? アメリカはなぜかくも傲慢か?
メディアはなぜ本当のことを伝えないのか?
イラク戦争が暴露したアメリカの無理無体な行動原理と、ニッポンの思考停止ぶり。現ブッシュ政権の利権体質やネオコンの論理の淵源をアメリカ建国史にも遡って解明し、それにふりまわされる情けない日本人の精神構造も徹底究明。さらにメディアが伝えない戦争の真実や、爆弾のお値段、グローバル化の行きつく殺伐とした未来など、盛りだくさんでお贈りする、社会学の鬼才・宮台真司と、戦うビデオジャーナリスト・神保哲生の絶好調マシンガン・トーク!
内容説明
イラク戦争が暴露したアメリカの無理無体な行動原理と日本の無為無策。メディアが伝えないハイテク軍事テクノロジーの非人間性と、グローバリズムの殺伐とした未来。国際資本に押し潰されるジャーナリズムと、ますます狡猾になるメディア・コントロール。この現実にもはや抗うすべはないのか。ブッシュ政権の利権体質や、誤解されているネオコンの真の論理を分析。戦略的思考を欠いた日本人の精神構造にも踏みこみ、いま何ができ、何を考えるべきかをクリアに示す根源的対話。
目次
戦争のリアリズム(アメリカの大義のまぼろし;アメリカの傲慢 ほか)
アメリカ「帝国」の野望(政策転換を狙っていたブッシュ政権;ブッシュ・シニアとジュニアの違い ほか)
ジャーナリズムの憂鬱(戦争報道の幻想;日本のメディアに欠けているもの ほか)
思考停止する日本(どうしようもない日本;日米関係のねじれた戦後史 ほか)