出版社内容情報
著者紹介:1927年大阪生まれ。同志社大学院神学研究科修士課程修了。主著に「信と不信の文学」未来社「宗教の現在」人文書院「宗教再考」教文館他。 宗教の時代といわれて久しいが、その宗教がはたしてどれだけの人々にこたえているのだろうか?著者は既成宗教の枠を超出して、感覚や身体や魂といわれる内面や深層を含めた全体的な<知>として、知的に学ぶことによる救済(宗教)を唱える。
目次
ブッダの実在性から究極の宗教的倫理まで(吉本隆明)
ドストエフスキーをめぐるイエス観(中村雄二郎)
知による救済としての宗教(河合隼雄)
いまを生きる私の宗教(鶴見俊輔)
私の宗教遍歴(上野千鶴子)〔ほか〕