内容説明
“生きる原点”を求めて!宇宙と地球と生命の誕生の謎とは。人間の真実の在り方とは、日本人の本当の生き方とは何か。
目次
第1章 宇宙の成り立ち(ゼロからの世界;ムスビの知恵;「ひらめき」の真実)
第2章 地球の誕生(地球誕生の神秘;いのちをはぐくむ水の誕生;人間と他の生物のものを見る仕組みの違い;どのようにして宇宙の水が地球にやってきたのか;水とはなにか)
第3章 生命の誕生(水と生命の誕生;人工機械の分子と生物の分子のはたらき;多様性のバランス)
第4章 遺伝子といのちの神秘(遺伝子;ゲノムと遺伝子;原核生物と真核生物;免疫と自己;免疫は両刃の剣;遺伝子と笑い)
著者等紹介
葉室頼昭[ハムロヨリアキ]
昭和2年東京に生まれる。昭和28年学習院初・中・高等科をへて、大阪大学医学部卒業。昭和30年大阪大学医学部助手。昭和33年医学博士。昭和38年大阪市大野外科病院長。昭和43年葉室形成外科病院を開業。平成3年神職階位・明階を取得。平成4年枚岡神社宮司。平成6年春日大社宮司。平成11年階位・浄階、神職身分一級を授けられる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あまね
14
宇宙の成り立ちから生命の誕生まで、さすが医学博士であり宮司様でもいらっしゃる葉室氏です。難しい科学のお話も非常にわかりやすく説きながら、日本人として生きることの意味を諭して下さっています。また、『子供が発育していくのは、体が大きくなることだけではない。その時だけしか働かない遺伝子があるので、そこで十分活性化させてやらなければならない。』と書かれていたことに深く納得。子供が小さかった頃、『先取りはしない。年齢に見合った成長を支えよう。』と決めていました。それで良かったと仰って頂いたような気持ちになりました。2016/12/06
T坊主
8
数年前に読み再読。1)戦後日本は素晴らしい歴史や伝統を否定して、子供達に理屈教育をしてきた。2)卵子の中には人間を作るすべての知恵や情報が含まれている。3)素粒子は元来波動で目に見えないが、ムスビの力が加わると現物にものが形づくられていく。4)与えられた現実を全力で努力し、後はすべて神様のお導きに従う。5)日本人は状態をそのまま言葉として表し、相手の立ち合場で物事を考える、共生の生活。英語人は物質をすべて対立で考え、状態を見てそれにあてはまる言葉を作り出す。6)塩の中には声明を伝える素晴らしい力がある。 2014/05/09
カムナビ
3
葉室氏の本は3冊目。 阪大医学部を出て形成外科の医師になり、そこから春日大社の宮司に。すごい経歴です。最新の科学知見をしっかりとフォローし、それを日本古来の神道から得た知恵を結びつけており、非常に共感できる内容です。 読みやすいのですぐに読めてしまいます。2015/03/11
はやしけんじ
1
著者の医師から春日大社の宮司への転身という、極めて特異な経歴が紡ぎ出す化学と神の融合とでも言いますか、神や見えないものの存在を化学的な要素も交えながら解説される語り口一つ一つに、とても共感しました。同じ著者の本を、さらに読みたいです。2023/11/29
ふたご星
0
神道の理系解説というか、難解でした。2022/03/02
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- 和書
- 日光殺人事件 角川文庫