Century Books 人と思想 15<br> カント

Century Books 人と思想 15
カント

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784389410155
  • NDC分類 134.2
  • Cコード C1310

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さえきかずひこ

10
18世紀西欧の辺境ケーニヒスベルクで、敬虔なプロテスタント信者として理性主義の哲学を打ち立てたカントについて、崇拝的情熱を以って述べる入門書。とにかく該博な知識と異常な真面目さを持って道徳の追求に生涯を送った哲学者の、俗物的側面についても述べているが、基本がディープなリスペクトにあるので、第3章でカントの著作そのままにその思想をだらだらと記しているところは退屈である。といっても著者がカント大好きなことは存分に伝わってくるので初心者に良いだろう。2018/03/10

Ikkoku-Kan Is Forever..!!

3
「意識の同一性」のくだりはココロコネクトですね。17世紀のデカルトと18世紀のカントと並べてみると、そうか。「デカルト問題(=感覚的意識と方法的懐疑について→総じてデカルト以降の主観の存在論的意味付という近代哲学の背負った大きな課題)」という問いを全くスルーしているようにみえて、カントはカントなりの違う次元での問題、ある種、理想と現実というような切実な課題に「人間学」という形で人間を見つめることで一生懸命考えてるんですね。彼なりの課題を。「方法としての批判哲学、内容としては人間の哲学」というのはあそうと。2012/08/31

hey!

2
人と思想シリーズは結構できに差があるけど、これはよくまとまってて良かった。2014/05/06

MaRuTaTSu

2
カントがどういう人生を歩んだかをようやく把握できたかな。 ただ、著者はこれぞ権威主義的な時代の研究者という印象。カントの限界を何とか示そうと頑張った跡は見られるけども。2012/06/10

YN

0
案外人間味のある彼はどのような背景に純粋理性批判、実践理性批判、判断力批判を書いたのか。その人と人生について。2012/04/02

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