内容説明
小さな風が吹いてきた。日常の小さな出来事にも“魔法”は宿る。さり気なく人の心にふれる、味わいのある中期作品。1978年8月~1982年までを収録。
目次
波打ち際
ジーパン
鯰
嵐
たしかな記憶
雪
泉
留守番
海辺の宿
初恋
さいころ
風の子供
黒い帽子
いろいろな人
さくら貝
仲間はずれ
さむい街
少年の頃
某月某日
愛のはじまり
悲しみ
旅
庭で
戻らないネコ
ハエトリグモ
友へ
かけられないメガネ
鍵
10円玉
ふられる日々
実りなき10円
キジバト
ツメ
UFO
気弱な日々
ちょきん箱〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
5
子どものころ好きだった本を、図書館で見つけて。 このシリーズは全部持っていました。 良かった。2021/05/31
眠りスナメリ
3
高校生の時に読了。 子どもの頃に出会った東君平さんの不思議でほのぼのとしたお話、そしてシンプルで無駄が無いのに表情豊かな親しみのある切り絵。幼心にこの人は天才だと思った。でも自分の本ではなかった。高校生になって君平さんの作品を探し手に入れた時、既にその人はこの世にいなかった。合掌。
とっても
0
小学生の頃図書館で読んで、35歳になった今でも読み返しています。2017/08/14