内容説明
ある日、突然の激しい頭痛とめまい。逃げ場のない拷問の日々がはじまった。知らないうちに、体に蓄積された化学物質の毒。苦しい日々の支えは、この本を書くことだった。家族愛に支えられてたたかった7年間。
目次
発症
テンペラよ、お前もか
絵の具の攻撃
原因不明・治療法なし
近所の新築工事
アパート探し
どこへ行けばいいの
施主への要望書
その後のてんまつ
アトリエ行き〔ほか〕
著者等紹介
山内稚恵[ヤマウチチエ]
京都府在住。画家。1995年夏、油絵の下塗り作業中に化学物質過敏症を発症(当時74歳)。その後、次々と新しい化学物質に反応するようになる。大学病院を含む3つの病院を受診したが、「原因不明・治療法なし」で推移するうちに、外出も不可能になる
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