北からの日本史〈第2集〉弘前シンポジウム

北からの日本史〈第2集〉弘前シンポジウム

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  • サイズ B6判/ページ数 355p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784385353647
  • NDC分類 211
  • Cコード C3021

内容説明

本書は、1988年7月22日から同25日にかけて開催した、弘前シンポジウムにおける、各研究成果を主として収録したものである。引前シンポジウムは、1986年の函館シンポジウムに引き続いて「北」への意識を持ちつつ、函館における成果を批判的に継承しながら、新たな展望を切り開こうとする意図に基づいて実施したものであった。

目次

シンポジウム開催に至る経過と日本北方史研究に関する若干の問題(長谷川成一)
海峡をはさむ地域史像―ひと・もの・情報(榎森進)
カムチャッカ半島出土の寛永通宝(菊池俊彦)
中世奥北の自己認識―安東の系譜をめぐって(入間田宣夫)
蝦夷認識の形成(浅倉有子)
南羽と蝦夷地(渡辺信)
犬は先祖なりや―アイヌの創世説話と和夷同祖論(佐々木利和)
他からの目と内の芽と―古河古松軒・菅江真澄と長崎七左衛門・佐藤信淵(佐々木潤之介)
アイヌ史と擦文文化(菊池徹夫)
北の民・北の領域―古代北方史の一視点(熊田亮介)
関東御免津軽船(大石直正)
近世北日本社会論の一視点―本州アイヌの位置付けについて(浪川健治)
下北半島民とアイヌの文化接触―共通文様のアットゥシ受容をめぐって(伊藤裕満)
「ことば」が語るアイヌ人と和人の交流史(中川裕)
討論要旨(佐々木馨;福井敏隆)〔ほか〕