西武王国 鎌倉

西武王国 鎌倉

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784380972218
  • NDC分類 519.813
  • Cコード C0036

内容説明

「文化都市・鎌倉」の開発をめぐる西武の企業戦略。膨大な資料から読む現在と過去。もうひとつの歴史に迫る。

目次

第1章 七里ガ浜の異変
第2章 西武の鎌倉進出
第3章 箱根のたたかい
第4章 西武の道路戦略
第5章 三浦のたたかい
第6章 鎌倉の海を埋めろ
第7章 相模湾宣言
第8章 線引きと違法宅造
第9章 学校が走りない
第10章 西武が撤退した森
第11章 新しい海岸攻略
エピローグ オレたちの海

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かば◎

1
鎌倉逗子ハイランドに関してちょっと調べている時に名前が出てきたので、図書館で借りて読む。反対運動まで手玉に取り、その裏をかいて開発を強行する手口には戦慄。これを単に悪辣というのは簡単だが、高度成長期というのは、西武だけでなく鎌倉だけでなく、日本中でこの有様だったのだと思う。とはいえ、決してこれは「昔の話」では終わっておらず、西武が開発した逗子マリーナでは、2020年オリンピックに向けて大掛かりな再開発計画が持ち上がっている。2016/01/08

Guro326

0
★★★★☆ 読んではいけないものを読んでしまった感じ。ぜんぜん気にしてなかった事ばかりなので、かなり衝撃。なんとなく鎌倉を語るときにつきまとう遠慮みたいなものは、こういう背景にあるのかとか。2015/12/14

カンパネルラ

0
鎌倉プリンスホテルに泊まった際に、目の前の海岸駐車場、ホテル裏の住宅地に西武パーキングに西友があり、ここはなんだと思いたどり着いた本。20年以上前の刊行本だが非常に読み応えがあった。七里ヶ浜周辺や鎌倉の土地を戦前から所有し、虎視眈々と国や県、鎌倉市を相手に長期的に収益化を目論むストーリーは圧巻。本の構成上、西武=悪人的な立て付けであるが、バブル前の時代、どこの地域も大企業の開発を利用しようとしてきたのかなと思った。としまえん閉園から公園化の流れも似た構図かなと思いました。読後、七里ヶ浜の見方が変わります。2023/02/14

かつどん

0
とても面白かったです。西武に関する本は何冊も読みましたが、鎌倉について出来事がよくわかりました。2018/09/23

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