新・動物実験を考える―生命倫理とエコロジーをつないで

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784380032035
  • NDC分類 480.79
  • Cコード C0036

内容説明

とどめなく進展する生命への暴力、遺伝子操作等を、情報公開やエコロジー的視点から再検証。衝撃作『動物実験を考える』の最新データ版。

目次

飼い主に捨てられた動物たちの行方―実験室に送られる「ペット」
一匹の犬が問いかけたもの1―「シロ」の例に見る動物実験の実態
「美」の犠牲になる動物たち―化粧品のためにウサギの眼がつぶされていく
動物実験でも「安全性」はわからない―化学物質の氾濫と毒性試験
人間のためにもならない動物実験―残酷で無意味な動物実験の実例
なぜ生命を実験材料にするのか?―学校での解剖学習とは
動物たちに「戦後」はいつ来るの?―戦争のための動物実験
動物たちの叫びに耳を傾けて―科学研究にも事前審査制度を
動物実験と人体実験の境界はどこに?―人間の胎児の実験とは
なぜ動物実験は隠されているのか―医学書の陰から〔ほか〕

著者等紹介

野上ふさ子[ノガミフサコ]
1949年新潟県生まれ。立命館大学文学部哲学科中退。1984年、エコロジー社を設立し、エコロジー総合誌『生命宇宙』を創刊、執筆・編集活動。1986年、動物実験の廃止を求める会の結成に関わり、同会の会報誌編集発行。1991年より事務局長。1995年、同会と分かれ動物実験廃止・全国ネットワーク(AVA‐net)と改称、現在まで代表。『AVA‐net News』を発行。1996年、包括的な環境・動物保護団体「地球生物会議」を結成し代表。『ALIVE』(隔月)発行
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クラミ♬

14
うさぎが泣いているような「動物実験やってません」という化粧品メーカーの広告を見て、そのような実験方法がある事を知りました。少し前の書籍なので今は改善にむかっているとイイな…。少し文章が感情的になるキライはありますが、自分にできることを始める気にさせる情熱は感じました!2017/02/05

oko

2
実験動物なんて身近な存在ではないと思っていた 我が家のウサギは実験動物用に繁殖されていたものだけど、その実態についてはこの本を読むまで知らなかった 捨てられるペットの一部が「飼われていた者は扱いやすい」からと、実験動物に活用されているということも知らなかった それが結構な数だということも… 私たちの生活必需品の多くが、彼らの犠牲の上に成り立っていること、それなのにその存在も残酷な実態も公にされず、動物実験を望まない人がそれらの商品を避ける方法も難しい わたしはこれからはますます、農薬や添加物の入った食品を2012/05/05

kose

1
実験動物を無闇に取り扱っていいわけではない。 ただしそれでも、動物実験から得られる利益やすでに受けている恩恵というのは莫大であり、それらを捨ててまでして動物実験に反対する価値があるとは思えない。少なくともあと10年くらいは動物を使った医学部の実習や、動物実験による新薬開発が無くなることはないだろう。 獣医学に関わる人間からすると、相当偏った視点から書かれていると感じる(私の感覚も一般世間とだいぶ離れていると思うが)。少なくとも筆者の論調は主観的で、科学的な考えかたをしていない。 2013/12/07

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