キルトでつづるものがたり―奴隷ハリエット・パワーズの心の旅

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キルトでつづるものがたり―奴隷ハリエット・パワーズの心の旅

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  • サイズ A4判/高さ 29cm
  • 商品コード 9784378041452
  • Cコード C8797

内容説明

いま、見る人の心をゆさぶる二まいのキルト。どのようにしてうまれたのだろう?何を語っているのだろう?1837年にジョージア州の大農場に生まれたハリエットは、ほかの黒人奴隷と同じように読み書きを習うのを禁じられました。奴隷たちはべつの方法をつかって自分たちの物語を後世に残しました―つまりは口伝えですが、ハリエットの場合はキルトに物語をつづりました。情緒あふれる語りと、パッチワークをつかった挿画が、この忘れてはならない芸術家を美しい伝記絵本のなかによみがえらせました。

著者等紹介

ハーカート,バーバラ[ハーカート,バーバラ] [Herkert,Barbara]
小学校一年生のときから物語を創作。ハムリン大学で、子ども及びヤングアダルト向けの創作により美術学修士号を取得し、オレゴン州立大学で美術と美術史を学ぶ。現在オレゴン州の沿岸に家族とともに暮らしている

ブラントリー=ニュートン,ヴァネッサ[ブラントリーニュートン,ヴァネッサ] [Brntley‐Newton,Vanessa]
独学のイラストレーター、人形作家、手芸家。服装工科大学でデザイン画を、ニューヨークの視覚芸術学校で子どもの本の挿画を学ぶ。数多くの子どもの本に挿画を描いている。現在ノースカロライナ州のシャーロットで、夫、娘とともに暮している

杉田七重[スギタナナエ]
1963年東京都に生まれる。英米の児童文学やヤングアダルト小説を中心に幅広い分野の作品を訳す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

33
キルトの持つ抒情性は素晴らしいフォークアート(民藝)だと常々思っていますが、奴隷としてアフリカから連れてこられた人々が、自分のルーツを、そして救済の神を綴った素朴で力強い作品に胸が打たれました。作品の一つはワシントンDCにあるSmithsonian National Museum of American Historyで見たはず。最後にDCに行ったときはNational Museum of the American Indianが開設されたばかりだったんだよなあ…。2022/05/31

おはなし会 芽ぶっく 

15
1837年10月9日、ハリエット・アンジェリンはアフリカ系アメリカ人の奴隷の子として生まれた。当時の奴隷たちの環境、文字の読めない中口承された話をキルトにしていく様子。南北戦争後自由を手に入れても貧しく、大切なキルトを手放してしまうこと、など全く知らない女性の人生と、2枚の貴重なキルトを知ることができました。見返しは彼女のキルトが描かれています。 【SDGs10 人や国の不平等をなくそう(人権・差別)】2022/03/31

なかちゅう

13
昔、奴隷にされていた黒人は文字を習うことができなかった。女性たちはキツイ仕事の合間を縫って、キルトで物語をつづった。ハリエットという黒人の女性が教会で聞いた話をもとに作成した2枚のキルト。今、美術館に飾られているが、本当は誰になにを伝えたかったんだろうか。飾られるより、最初のページでハリエットを包んでいたキルトのように、子どもや孫を包むキルトとして使って欲しかったんじゃないのかなとふと思った。物語中で、南北戦争後、自由だと言われた黒人たちがかえって奴隷時代より生活が困難になったという事実が重かった。⇒2016/10/30

いっちゃん

12
奴隷の話だとは思わずに読んだ。奴隷解放は喜ばしいことではあるけど、生活が苦しくなって困ることもあったんだと、裏事情をみて驚いた。でも、どんな時も前向きに生きぬいたハリエットの人生は幸せそうだった。2016/11/10

ヒラP@ehon.gohon

11
キルトの作品が芸術と認められた、実在した女性、ハリエット・パワーズの物語です。奴隷として生まれ育った彼女が、南北戦争で自由を得るまでの悲惨な生活、自由となってからの貧困の末に、宝のようにしていたキルト作品を手放した結果、認められたエピソードが描かれています。 絵本では淡々と彼女の人生が描かれていて、暗さをあまり感じ取れないのですが、生活苦を前面に出していたら、キルトの素晴らしさは出てこなかったのでしょうね。 別に書かれた物語もあるようなので、そちらも合わせて、奴隷としての彼女を理解したいと思います。2017/01/22

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