内容説明
空気よりも重たいものを飛ばすには、どのような発明が必要だったのでしょう。さまざまな種類の紙飛行機を作り、飛ばし、調整をしながら、ライト兄弟がどうして飛行に成功したか、そのひみつをさぐります。小学校高学年。
目次
1 鳥のように大空を飛んでみたい
2 空気よりも重いものが飛べるのか?
3 リリエンタールのグライダーはなぜ墜落したか?
4 まっすぐに飛ぶ紙飛行機
5 曲芸紙飛行機
6 飛行成功
7 現代の飛行機と、ライト兄弟から学ぶもの
著者等紹介
土佐幸子[トササチコ]
東京都出身、米国ロチェスター大学大学院修了、物理学Ph.D.。科学を通して「考える喜び」を伝えようと、1995年からボストン科学博物館で子供のための科学教室講師を勤める。ボストン在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
31
これは魅力だ。紙飛行機の実験によって、飛行力学を学べると同時に、ライト兄弟の世界初飛行までの伝記でもある。種の形に切り抜いた、翼だけの紙1枚が、実際にあんなに飛ぶんですからねえ(もちろん実験しました!)。 しかし兄弟の功績は、ねたまれて賞賛されず、認められるまでには、相当の年月がかかった、という事実を知ると、民間人への風当たりは昔も同じなんだと、厳しさを感じます。2016/12/06
pocco@灯れ松明の火
11
図書館:グライダーが出来るまでの実験秘話が前半。途中に実験で法則を解説入り。<「揚力」を「ベルヌーイの法則」の簡単実験で説明> ラストに色んな紙飛行機を作る。どうしたら長く遠くまで飛べる飛行機になるのか?を試行錯誤して欲しい。2011/06/28
おはなし会 芽ぶっく
9
第52回青少年読書感想文コンクール課題図書 高学年 教育出版国語 5年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】 飛ぶことの仕組みを紙飛行機で考え続ける2015/06/19
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
8
図書館本。実験や絵図が多く面白かった。この本とは関係ないが、餓鬼のころ、輪ゴム動力のプロペラ機を作っていた頃を思い出す。竹籤を曲げて紙を張ってなどである。童心に戻った一冊であった。2017/03/08
どんぐりのぱぱ
2
「本がいつも正しいとは限らない。正しいこと、正しくないことを見極めるのが大事」勉強になりました2022/12/31