内容説明
「組織の壁は、心の壁がつくるんだよ!」どうしようもないやらされ感と閉塞感に悩まされるアパレルメーカー。合併により文化がぶつかり合う老舗百貨店、次世代のリーダーが育たないエリート造船会社、理想と現実の狭間に揺れる難民支援団体のNPO…。あらゆる問題を抱える組織・人間が、ファシリテーターと出会うことで少しずつ壁を打ち破り、鮮やかに「変革」「再生」していく様子を描いた、感動のハーフフィクション。
著者等紹介
芦崎治[アシザキオサム]
1954年、富山県生まれ。立教大学法学部卒。ノンフィクションライター。環境ジャーナリスト。桜美林大学非常勤講師(環境とメディア)。日本環境ジャーナリストの会理事。週刊誌『AERA』「現代の肖像」、司法ジャーナル『ジュディシャルワールド』、nikkei BP net「ECOマネジメント」などに寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
S2LSFB
1
ファシリテーター側の視点、感情も描かれてて理解しやすかった。コンサルによる100点の正論ビジョンでも実行できなきゃ0点。拙いながらも自分たちで作り上げる60点のビジョンなら実行の確度も高く、60点。正論を振りかざすわけではなく、プロセスを重視するファシリテーターの役割は重要と再認識。この本は所謂ノウハウ本ではないが、ポイントとなる気付きが散りばめられている。心が熱くなる本。2013/07/30
海老庵
0
モデルになった会社への綿密な取材の程が窺える濃い内容。ケーススタディ的なビジネス小説として秀逸。物語中のクライアント規模は大きいけれども、考え方や手法は小規模クライアントにも当然通用するものばかり。とても勉強になった。2013/03/21
kuma-kichi
0
ハーフフィクション。この手の本にしてはとても臨場感があり面白い。これはおすすめ。現実でもこんなにうまくいくといいな。2013/03/02
そうとめ
0
企業でのワークショップを実施するファシリテートについて、ドラマ仕立てで書かれています。 とても臨場感があって読みやすい本ですが、ファシリテートする側、される側の心の動きが表現されていて参考になります。 http://blog.goo.ne.jp/aki-nagi-kae/e/8268d02b253cc59a4efac8221598bfd42012/11/08
かーずん
0
物語調のため読みやすさ抜群!!ファシリテーター本としては二冊目です。本の巻末に丁寧なごく解説もあります。コンサルのみならず社会人、学生かかわらず非常に日常に落とし込みやすいのではないかとおもいます!!これは購入もありですね……!!2012/04/02