幻冬舎新書<br> 腎臓が寿命を決める―老化加速物質リンを最速で排出する

個数:
電子版価格
¥898
  • 電書あり

幻冬舎新書
腎臓が寿命を決める―老化加速物質リンを最速で排出する

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 08時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344986442
  • NDC分類 494.93
  • Cコード C0295

出版社内容情報

1日約180Lもの原尿をつくる腎臓。腎臓は原尿を「血液に戻す分」と「尿として排出する分」とに仕分けし、体内の水分、塩分、血圧などを一定に保つ。近年、血中のリンを多く排出できる腎臓を持つ動物ほど寿命が長いことがわかった。中でもハム、ベーコン、プロセスチーズ、かまぼこなどの加工食品に多く含まれる無機リンは、体内で老化加速物質へと変貌し、慢性腎臓病、動脈硬化、心臓病を引き起こす。リンを排出する力は自覚症状なしに衰え、気づいたときには手遅れに。食事や運動の工夫で腎臓を強く保ち、寿命を延ばす方法を伝授。

内容説明

1日約180Lもの原尿をつくる腎臓。腎臓は原尿を「血液に戻す分」と「尿として排出する分」とに仕分けし、体内の水分、塩分、血圧などを一定に保つ。近年、血中のリンを多く排出できる腎臓を持つ動物ほど寿命が長いことがわかった。中でもハム、ベーコン、プロセスチーズ、かまぼこなどの加工食品に多く含まれる無機リンは、体内で老化加速物質へと変貌し、慢性腎臓病、動脈硬化、心臓病を引き起こす。リンを排出する力は自覚症状なしに衰え、気づいたときには手遅れに。食事や運動の工夫で腎臓を強く保ち、寿命を延ばす方法を伝授。

目次

第1章 腎臓が寿命を決めていた!―クロトー遺伝子の発見(「出す力」が衰えてくると老化が進む;腎臓は「ネットワーク管理システム」を構築している ほか)
第2章 リンが老化を加速する!―骨以外の部分にできる「CPP」こそが治療標的(リンのいちばん大きな役割は骨を維持すること;動物はなぜリンを骨に蓄えるようになったのか ほか)
第3章 慢性腎臓病はリンが原因の早老症である!―「治せない国民病」を治していくための道筋(腎臓はすべての臓器を管理するパソコンのOSのような存在;「血中リン」だけではなく、「尿中リン」も問題だった! ほか)
第4章 若々しく長生きするために、いまわたしたちにできること―「リンを減らすこと」は最強のアンチエイジング(老けやすさや若々しさに差がつくのはリンのせい!?;リンは知らず知らずのうちに口に入ってきてしまっている ほか)
第5章 見えてきた老化を防ぐメカニズム―「体を動かすこと」「食べること」を末永く維持するために(宇宙環境では骨の中のリンがどんどん“家出”をしてしまう;1日の座位行動時間が長い人は寿命が短い ほか)

著者等紹介

黒尾誠[クロオマコト]
自治医科大学分子病態治療研究センター抗加齢医学研究部教授。1985年、東京大学医学部医学科卒業。91年、国立精神・神経センターでの実験中に突然変異マウスを見つけたことを発端に、余分なリンを腎臓から排出させる老化抑制遺伝子「クロトー」を発見。脊椎動物の老化抑制遺伝子の発見は世界初の快挙となった。98年、米テキサス大学サウスウェスタンメディカルセンターの助教授に就任、2012年に教授に。帰国後、現職。腎臓とリンの関係から老化の仕組みを解明する研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

94
この本は話題となっている本の様で、僕も腎臓の働きや老廃物の体外排出には興味あり、読んでみたいと思った本。著者は、老化の元は腎臓にあると言う。つまり排出機能や各々の臓器の司令塔でもある腎臓の力が弱まると老化が進む。では、その老化を進めるものとは何か。それは、食物に含まれるリンだとの事。尤もリンは人体特に骨に必要な物ではあるのだが、人工調味料的な物に過剰な量として存在するものらしい。それら食べ物への自らの配慮と運動で目下のところ防ぐしかない様である。2022/05/29

ルピナスさん

76
夫の健康診断結果。数値上、注意が必要な項目がぽろぽろと出てきた。夫婦二人で元気に健康寿命を長く生きるために今できることは?本書は、「小まめに体を動かしてから骨から漏れ出るリンの量を抑えたり食品添加物を減らして口から入るリンの量を抑えたりしていけば、老化を防いで腎機能を長持ちさせていくことができる」これを科学的に説明している。予算上、一般的な健康診断でリン系の数値を知る事は難しく、日本ではリン酸添加物が野放し状態なら、年齢に応じ食べ物を選びゆっくりとブレーキをかけながらリン摂取量を減らすよう心がけたい。2023/04/12

油すまし

52
老化加速物質リンのことが分かりやすく書かれている。老けやすさ、若々しさに差がつくのはリンのせい。捻挫した後に骨密度が下がって気になり読み始めたけれど生きていく上で大事なことが沢山。日本で暮らし普通の食生活をしていると誰もが必要量をはるかにオーバー、リンの摂り過ぎ。吸収率の高い無機リン(食品添加物など)、有機リンは吸収されやすいもの(肉、乳製品など動物由来)と、吸収されにくいものがあるが、吸収されないリン食品は大豆。なのに大豆製品はリンが多いから控えなさいなどの栄養指導がされる困ったことも起きているとか。2023/03/14

たまきら

46
老廃物の排出機能がライフラインだからこそ、腎臓と肝臓の機能が重要ー東洋医学だとよく聞く話ですが、腎臓の研究者から西洋医学の視点で語られた内容も酷似していて大変に面白かったです。リンは脊椎動物が骨の形成のために採用した重要な要素ですが、余剰になればあちこちで結晶(CPP)化しトラブルを起こす。その仕組みの説明は大変わかりやすいですが、逆に摂取しすぎないようにする取り組みについては弱いので、ここは他の本で調べてみたいです。猫のAIM研究とも、超小食健康法にもリンクするので爽快な気分。2023/06/12

みこ

46
腎臓は尿として体の老廃物を排出しているので大事にしていかなければならないというのが予備知識で、本書では中でもリンが体の老化を促進させているので蓄積を防がなければならないという話。ただ、決してリンは悪者ではなく、骨の形成に必要で、生物が陸上で暮らすうえでは欠かせないもの。だから、しっかり運動して、骨の新陳代謝を維持することで、摂った分をしっかり使う。食事に関しては食品添加物に注意4.健康の基本は常に食事と運動。2022/04/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19181547
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。