幻冬舎新書<br> 城郭考古学の冒険

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幻冬舎新書
城郭考古学の冒険

  • 千田 嘉博【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 297p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344986114
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0295

出版社内容情報

城跡の発掘調査、絵図・地図、文字史料など分野横断的に「城」を資料として歴史を研究する「城郭考古学」。城を築いた豪族・武士の統治の仕方や当時の社会のあり方等々、近年、城を考古学的に研究することで、文字史料ではわからなかったことが次々に明らかになってきた。信長・秀吉・家康・光秀・久秀らの城づくりからわかる天下統一と戦国大名の実像、石垣・堀・門の見方、アイヌのチャシ・琉球のグスクなど日本の城の多様性、世界の城との意外な共通点等々、城郭考古学の成果とその可能性を第一人者が存分に語りつくす。

内容説明

城跡の発掘調査、絵図・地図、文字史料など分野横断的に「城」を資料として歴史を研究する「城郭考古学」。城を築いた豪族・武士の統治の仕方や当時の社会のあり方等々、近年、城を考古学的に研究することで、文字史料ではわからなかったことが次々に明らかになってきた。信長・秀吉・家康・光秀・久秀らの城づくりからわかる天下統一と戦国大名の実像、石垣・堀・門の見方、アイヌのチャシ・琉球のグスクなど日本の城の多様性、世界の城との意外な共通点等々、城郭考古学の成果とその可能性を第一人者が存分に語りつくす。

目次

第1章 城へのいざない(城の世界へ;城のシンボルは天守か ほか)
第2章 城の探険から歴史を読む(戦いの考古学;城の「鑑賞術」1―櫓や門を読み解く ほか)
第3章 城から考える天下統一の時代(戦国から近世への城郭変化;国際的視点の城郭象徴論へ ほか)
第4章 比較城郭考古学でひもとく日本と世界の城(日本の城と西洋の城;世界のなかの日本の城 ほか)
第5章 考古学の現場から見る城の復元(二一世紀の城人気;平面プランと考古学 ほか)

著者等紹介

千田嘉博[センダヨシヒロ]
1963年、愛知県生まれ。城郭考古学者、大阪大学博士(文学)。名古屋市見晴台考古資料館学芸員、国立歴史民俗博物館考古研究部助教授などを経て現在、奈良大学文学部文化財学科教授。日本と世界の城を城郭考古学の立場から研究。特別史跡熊本城跡の文化財修復委員や特別史跡名古屋城跡石垣部会委員をはじめ、日本各地の城跡の調査と整備・活用の委員を務めている。2015年に第二八回濱田青陵賞を受賞。2016年にはNHK大河ドラマ「真田丸」の真田丸城郭考証を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

87
城好きには耳に痛い本。城の歴史や見方で常識視していた話を引っくり返したり、戦国武将の城郭建築思想に意外な差異があるのを明らかにするのだから。信長と光秀の家臣に対する意識の違いは『麒麟がくる』でも主テーマであったし、聚楽第を巡る豊臣政権内紛の可能性や家康の家臣統制の苦心などは歴史小説でも取り上げられていない。出入口や堀などで欧州や契丹の城と構造上の共通性が見られるとの指摘は、国内だけで完結していた城を見る視野を改めねばなるまい。また城跡保存がいい加減な現状への批判は厳しく、千田先生の城郭愛を痛感させられる。2021/04/13

ポチ

56
テレビではちょっとお茶目な印象がある千田先生だが、学者としてのこの著作は城愛に溢れ、城に対する整備・保存・復元などの取り組み方にも熱い想いを感じる。活躍を楽しみにしています。2021/04/19

翔亀

42
【中世28】天守や石垣は城の条件ではないと主張して、全国の土城や山城の<探検>に駆け回っている著者。それでいて、「縄張り図」を描くという我が国の民間学の蓄積は世界に類を見ないと評価しつつも、そうした軍事的な解明だけで歴史を語ったことにはならず、考古学や史料も駆使した総合学として確立しなければならないと主張する著者。なるほどと思う。しかしそれが本書で達成できているのだろうか。本書はもともと既出論文やエッセイをを編集したものなので、統一感がないのは差し引いても、緒についたばかりというところだろう。実際には、↓2022/05/06

yyrn

42
お城というと高い石垣や天守を思い浮かべるが、それは織田信長が絶対的支配力を顕示するために作った安土城をもって始まる「近世の城」の特徴で、信長に続く天下人たち、秀吉や家康がそれを真似て全国の大名たちにも広がって定着していったと知ったが、一方、それ以前の中世は山城が多く土塁で、建屋は非常用&戦闘用で簡素であり、本丸と他の曲輪との関係も並列的で、訴求力に欠け大衆には人気がないが、現地に立てば、その立地や遺構から当時の武将の考えや周辺の政治情勢までも見えてくる、と考古学的アプローチの意義を熱く語っている本でした。2021/03/30

だまし売りNo

40
ヨーロッパでも中国でも中東でも城は町を守るものであった。日本で町を守る城郭は小田原城総構えなど例外的である。支配者だけが守られれば良いという日本社会の後進性がある。この後進性は現代にも継承されている。福井県では県庁と県警本部が福井城の本丸にある。県庁や県警本部に行くためには堀に架けられた橋を渡ることになる。「福井城の本丸の堀と石垣で守られた県庁と県警本部は四百年前に成立した封建権力の象徴性と権威性を一身にまとっている」(75頁)。自分達が守られればよいという公務員感覚の反映があるだろう。2023/05/20

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