幻冬舎新書<br> 男という名の絶望―病としての夫・父・息子

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幻冬舎新書
男という名の絶望―病としての夫・父・息子

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344984134
  • NDC分類 367
  • Cコード C0295

出版社内容情報

わかってください、男が男である苦痛。ロングセラー「男性漂流」で話題の著者最新刊!

内容説明

現代社会において男性を取り巻く環境は凄まじい勢いで変化し、男たちを追い込んでいる。理不尽なリストラ、妻の不貞、実母の介護、DV被害…彼らはこれらの問題に直面して葛藤し、「男であること」に呪縛され、孤独に苦しんでいる。そのつらさや脅えは“病”と呼んでも過言ではない。「男であること」とはいったいなんなのか?市井の人々を追跡取材するジャーナリストが、絶望の淵に立たされた男たちの現状を考察し、“病”を克服するための処方箋を提案する最新ルポ。

目次

第1章 社員刺し―会社と闘えない(「会社と闘ったって、無駄ですよ。すべて裏ルールで動いているんだから」;「男の恥…弱っちい自分が情けなかった」;「残酷な現実を俯瞰して冷ややかに笑っている自分がおりまして…」)
第2章 妻の不実―家の“主”と相まみえない(「嫁さんが浮気をしていて…騙されているフリをしていますよ」;「僕が期待に応えられなかったから、妻は娘にあんなひどいことを…」;「もとは僕のせいだし、自分が惨めで、相談なんてできない」)
第3章 ファザーレス―わが子が見えない(「子どもが思い通りにならないから、もう無視しています」;「父親なのに、娘のために何もできない自分が不甲斐なくて…」;「妻に大切な息子を奪い取られてしまった」)
第4章 母親の呪縛―「血」から逃れられない(「嫁となら離婚もできる。でも、おふくろは一生つきまとうんです」;「母が僕を頼りにしてくれることだけが、自分の価値というか…」;「俺がおふくろのことにかまけていたせいで、かみさんが…」)
第5章 男という病(規範に惑わされず、己が道を―仕事・家族;遠ざかる心に歩み寄り、つながる努力―わが子・妻;完璧でない己を認め、「自分のものさしで」―母親・社会)

著者等紹介

奥田祥子[オクダショウコ]
ジャーナリスト。京都市生まれ。米・ニューヨーク大学文理大学院修士課程修了後、新聞社入社。男女の生き方や医療・福祉、家族、労働問題などをテーマに、市井の人々への取材を続けている。所属部署のリストラを機に個人活動を始めた。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程所定単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

35
40歳前後の男性の事例で理不尽なリストラ、妻の不貞、実母の介護など悲惨な事例が満載である、丹念な取材は評価できる一方、団塊世代などかつて男の特権を享受した男たちと違い居場所がないという持論には正直違和感を覚える。2017/06/24

空猫

29
【酷評】団塊の世代ジュニアー就職は超氷河期、5人に1人は非正規雇用、低収入で結婚できず、結婚すればイクメンを強要され、下手をすれば親の介護で離職、さらにリストラの恐怖まで。内容はわざわざ本にするまでもなく数人のモデルケースのインタビューをまとめただけのもので、他の媒体で周知の事ばかり。ブログでやってくれ。ジャーナリストとして本を出すのは時期尚早じゃ(怒)2018/05/09

阿部義彦

25
男と言うジェンダー故の悩みを丹念に連絡を取り合い長きに渡りインタビューを試みてドキュメント風に纏めあげました。夫、父、息子としての様々な葛藤。ましてリストラや人件費削減の犠牲となり、妻や子供とは話もできない宙ぶらりんな哀れな性です。幸い私は既に父も母も物故してるので悩みの種は少ないのかしら? 自分一人だからまあ食えてれば良いけど、ブラックで休みが無いのは辛いです。因みに今月7月は休み無しです。((´д`)) ブルブル…2018/07/16

ふろんた

24
本書に登場する男性たちは因果応報であるともいえる。男だからということに縛られ行動が鈍ってしまったことがさらに悪いほうに転がっている。学びや戒めにはなるが、そこまで真面目に取り組むことでもないかなと思う。2017/02/08

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

18
現代男性の抱える社会的「病」を追った定点観測ルポ。あらゆる面で人間力を育むことが、結局は一番有効だということですね。ー周りの目に惑わされず、自分なりの男の在り方を証明する気概を持つ。ー社会、組織、他者が決めたルールではなく、自分自身が揺るぎない信念のもとに打ち立てたルールに則って、己の正義に基づき、自らの仕事、家庭、人生を諦めないための一世一代の「闘い」に挑む。シビれるね。こういう考え方ができる人がどんどん増える社会になっていってほしいです。2016/11/24

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