幻冬舎新書<br> 病的に自分が好きな人

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幻冬舎新書
病的に自分が好きな人

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344982772
  • NDC分類 145.7
  • Cコード C0295

内容説明

根拠のない自信がありすぎる、相手の都合や気持ちは眼中にない、プライドが傷つきやすい、ホンネで話せる友だちがいない、イラッとするとツイッターでつぶやく等々、自分のことしか考えられない自分大好き人間が急増している。彼らは頻繁に他人とトラブルを起こすが、なぜこのような人間が増えているのか?そもそもなぜ自分にしか関心が向かないのか?彼らとはどのようにつき合えばいいのか?自分好きの心理メカニズムから、現代の自己愛過剰社会の特徴までを徹底解明した、心理分析の書。

目次

第1章 自分大好き人間の困った生態
第2章 自分好きはなぜ人間関係でトラブるのか
第3章 なぜ自分大好き人間が増えているのか
第4章 生きづらさを抱えている自分大好き人間
第5章 病的に自分が好きな人の深層心理
第6章 私たちは自己愛なしには生きられない
第7章 「自分好き」を活かして幸せになる方法

著者等紹介

榎本博明[エノモトヒロアキ]
1955年、東京都生まれ。東京大学教育心理学科卒業。東芝市場調査課勤務ののち、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。川村短期大学講師、大阪大学大学院助教授、名城大学大学院教授などを歴任。現在、MP人間科学研究所代表。心理学博士。心理学をベースにした企業研修・教育講演等を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

杜のカラス

76
 自分を貫き通すことのできる人間がのさばる。自分のやりたいように生き、社会を変えていく。他の人間は、耐え、それについて行くだけ。その現実が、いまの有り様だ。人は云う、自分のやりたいように、我慢することなく、最大限に自分を活かせと。それをやると潰されるし、そこまでいけず、つい他人についていってしまう。穏便に過ごす、ただ羊のように。狼になれば、少しは違うが、もっと巨大な存在になって、社会をわがものとする。悪いのは、病的に自分の好きな人というが、そう人は、幸せである。想いを遂げられて、何のストレスも苦痛もない。2024/02/25

とろこ

74
以前の、かかりつけの精神科の医師からも、「自己肯定感が著しく低い」と断言された私。そんな私に自己愛はあるのか?と思って読んでみた。本書で書かれている自分大好き人間。こんな人と、私は、幼い頃から身近に接してきた。そして、尋常ならざる迷惑を被ってきた。それ故に、その人を反面教師としてきた。それが功を奏したのか、この本で取り上げられているような要素は、私には少ない。その反面、楽観主義者になれないので、結局は生き辛い。所々、根拠が確かとは言い切れないきめつけがあった。最後のアドバイスは、実際的ではない気がする。2018/07/23

鱒子

54
図書館本。うーむ、考える本でした。自己愛過剰で人に迷惑かけまくりという相手には付き合いきれないね、という論旨には同意。陥りがちな過剰自己愛に警鐘を鳴らす本ですが、自己愛そのものを否定しているわけではないです。病的なまでの自己愛が問題。自己愛が少なすぎても生きるのが苦しい。終盤のまとめの通りだと思います。2018/09/07

佐島楓

51
自分では冷静で客観視できているつもりでも、他人から見るとそうでもないことは多々あるのだろう。気をつけねば。2015/10/19

はな

31
作者の「上から目線の構造」が面白くこちらも読んでみました。自分に当てはまる事もあり、こんな人いる、いると自分の周囲に当てはまる人もあり興味深く読めました。最後は楽観的が大事という事でしょうか。2018/12/30

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