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幻冬舎新書
相続はおそろしい

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344981195
  • NDC分類 324.7
  • Cコード C0295

出版社内容情報

遺産は少ないほど揉める。
絶対トラブルになるケース──
●兄弟の中で一人だけ親の介護をした。
●親の不動産を共有名義にした。
●親の家のローンが残っている。
●嫁同士の仲が悪い。
etc.・・・・・・

内容説明

相続の恐怖といえば相続税と思いがちだが、納税義務が生じるのは資産1億円以上を持つ4パーセントの人たちだけ。本当に怖いのは人の本性がむきだしになる遺産分割であり、これは財産が少ないほど深刻な諍いを引き起こす。一つの土地を兄弟の共有名義にしたことで始まる悲劇、親の死後、判明した異母兄弟との争い―。生前の準備不足が兄弟姉妹を絶縁へと至らしめる。まずは親が死ぬ前に関係者で財産情報を共有すること。会計のプロが自らの体験をもとに相続の基本を指南する。

目次

1 相続と介護―介護の値段はいったいいくら?
2 相続と借金―引き継ぐのは財産だけではない
3 相続と嫁姑問題―子供がいない夫婦の悲劇
4 行方不明の相続人―親族みなの連絡先を知っていますか?
5 相続と隠し子―どこかにもう一人の子供がいたら
6 遺言偽造疑惑―遺言はいつどこで開封すべきか?
7 相続と不動産1―家は本当に財産なのか?
8 相続と保証人―法律上の地位を引き継いだとき
9 相続と不動産2―家はどうやっても分けられない
10 相続と税金―1億円以上の財産があったら
11 相続と家族―生きているうちに死と向き合う

著者等紹介

平林亮子[ヒラバヤシリョウコ]
公認会計士。1975年千葉県生まれ。お茶の水女子大学三年次在学中に公認会計士二次試験に合格。卒業後、太田昭和監査法人(現・新日本有限責任監査法人)に入所。公認会計士三次試験合格後、独立。現在は、経営コンサルタントとして事業承継や相続全般に関するアドバイスを多く行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

獺祭魚の食客@鯨鯢

55
 歴史を振り返ると長子相続という制度がなかった古代は血で血を洗う争いが起きていたことがわかります。現代も子はみな平等という建前が争いの火種になるように思います。血縁関係はかえって面倒くさい。  飛鳥時代の女性天皇の前後には不遇の死を遂げる事件が頻発します。中には怨霊となって呪い続ける人物も。

佐島楓

38
想定されるケースが小説風に書いてあり、とてもわかりやすかった。基本的な知識も身についた。確かに、おそろしいものですね。2015/04/29

Humbaba

7
お金の問題は,なかなか話題にしにくい.しかし,それを避けていると,いざというときに大きな禍根を残すことになる.残された大切な家族を不幸にしないためにも,情報をしっかりと伝えると共に,普段から話し合いをしておくことが大切である.2012/12/09

anne@灯れ松明の火

5
夫が図書館で見つけて読み、「たまには実用的な本も読んだら」と薦められた。庶民であっても相続のトラブルは後を絶たないことがわかり、何だか怖くなってきた。親の介護に、お金を勝手に使ったと相続は減らすとか、父が保証人になっていたことが死後わかり、他人の借金を相続とか、恐ろしい話が続々・・・。筆者の義父は「最期は必ず訪れる。その後のことを頼んでおけば、安心して生きていられる」と自分の葬儀等の希望を告げたという。自分自身、両親、兄弟、夫、義兄弟、子らと、元気なうちに話し合わねばいけないと痛感。でも、なかなか難しいが2010/10/14

がりがり君

4
相続についてあまりいい話を聞かないので本書を手に。失踪者は法律上7年間で死亡扱いになるってそういう意味だったんですね。「連帯保証人」という見えない財産の相続...。相続税は現金一括納付が原則。ふむ。遺言書に勝る遺留分減殺請求...。ほうむ。相続は奥が深い。2016/01/11

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