内容説明
牛丼屋は安さの限界を追求する。よって並盛り一杯350円の儲けは、およそ9円。だが、利益を伸ばす余地はまだある。材料費が10円下がれば、同じ値段でも儲けは倍になるのだ。かように、どんな業種も仕入れの工夫でさらに利幅を増やすことができる。いってみれば、仕入れほど、売り手と買い手が激しい価格交渉を繰り返し、互いの知恵を戦わせる分野もない。仕入れがわかれば、モノの値段と利益の本質が見える。
目次
第1章 一つの商品から生まれる意外な利益(牛丼一杯は9円;ブランドバッグ一個は600円 ほか)
第2章 利益を生む「工夫」と「不正」の微妙な境界(誤差を利用して利益を生む;仕入れ先を知りつくす ほか)
第3章 値段をめぐる仁義なき戦い(仕入れの失敗につながる要因;性悪説的な考え方の有効性 ほか)
第4章 利益と仕入れの無限の可能性(仕入れではまる盲点;常識はずれの仕入れ先 ほか)
著者等紹介
坂口孝則[サカグチタカノリ]
現役バイヤーかつ調達業務研究家。大学卒業後、メーカーの調達部門に配属される。調達・購買、原価企画を担当。300社のメンバーが集まる調達・購買業界で日本最大の組織「購買ネットワーク会」幹事。メールマガジン「世界一のバイヤーになってみろ!!」執筆者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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