幻冬舎新書
少数精鋭の組織論

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  • サイズ 新書判/ページ数 178p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344980280
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0295

内容説明

味、価格、サービス、雰囲気…レストランはいくつもの尺度で客から裁かれる。不満を抱いた客は、二度と訪れない。彼らを満足させるためにやるべきことは山ほどあるが、無駄な人員を抱える余裕はない。最少人数のスタッフが一丸となってサービスを提供できなければ店が潰れてしまう。そんなシビアな世界で二十年の長きにわたって営業を続けてきた一流フレンチレストランのオーナーシェフが、チームで結果を出す秘訣を明かす。

目次

第1章 大組織では自立ができない?(固定したら、組織も個人も終わりです;優秀な個人を集めてもうまくいかない ほか)
第2章 大成功を求めるとあぶない(内部よりも外部が先に理解してくれる;見えない世界に目を向けるという方針 ほか)
第3章 飽きられないサービスとは(有名店も、持ちあげられると崩壊する;経験は遠慮なく冒険をするためにある ほか)
第4章 小組織だからできることは(お客さんの信頼を獲得するということ;「苦労したくない人材」もやってくる ほか)

著者等紹介

斉須政雄[サイスマサオ]
1950年生まれ。73年よりフランスに渡り、85年に帰国するまでの12年間、複数の三つ星レストランで働く。その頃に出会った料理人たちの姿を理想として、自らがオーナーシェフを務める「コート・ドール」にて、現在も現場の最前線に立ち、チームを牽引している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろぶくん

7
プロの作家さんではないので独特の言い回し(口述?)でなめらかな感じではないが、本質的な内容が多数あった。料理の真理を知りたくてフランスに行ったが、わかったのは「真理は自分で決める」というくだりがかっこよかった。2023/02/03

rancocco

3
父に薦められて読みました。サービス業に身を投じる自分にとっては、会得しておきたい内容でした。サービスにおいては一人が良くてもダメで、チーム全体で同じレベルでビジョンを共有することが必要。そのために少数精鋭の組織の方が上手く機能することがある。掃除は私も大切にしたいです。「習慣は第二の天性」、今年の目標に。2016/01/04

boya

3
今年一番の悪文。著者の書きぶりは誠実で、真にクリエイティビティを体現している稀有な人物であることに疑いはない。だからこそ、それを伝える技術のあまりの未熟さに幻滅してしまった。エッセイなめんな。接続詞つかえ。これじゃ伝わらないよ。2013/12/21

高橋 橘苑

3
古本屋でタイトルに惹かれて気まぐれに購入したが、気付かされる事が多く読んで良かった作品である。フランス料理、オーナーシェフ等は自分には無縁の言葉だが、この人の文章を読んでいて自分は雀鬼、桜井章一を思い出してしまった。 調理の事でもなく生き方の話でも無く、なぜ組織論なのか、筆者のまえがき以外の勝手な臆断をすると、それは人間の体感出来る少数の中に、生きがいと感謝を見出してゆく在り方を語りたかったのではと感じる。ベルナール生き方、その真っ白で宙に浮かんでいる感じ、孤高の人の雰囲気を筆者は伝えたかったに違いない。2013/10/13

呑司 ゛クリケット“苅岡

1
料理の世界の話として読んでいると、題名の固さの割合に中身は柔らかい。いつぞや読んだ楽隊の話に似ている。運指や単調なリズムを繰り返して基礎力をつける。好きなジャンルが決まったなら本場の空気遠吸って自己主張と協調性を学びながらバンドを作る。契約会社が決まったら会社の意向と自身のオリジナリティをバランスして売れて行く。楽隊は少数精鋭で必要な人数しかいないが突出した技術は崩壊の元。幾度もそんな経験をして考えてみると、素人は素人なりの楽しみ方を覚える。料理も音楽も同様に素人の楽しみも許していることが理解出来る。2022/07/12

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