内容説明
「嘘つきは泥棒のはじまり」と言われるが、我々の暮らしから嘘をなくすことなどできない。多くの嘘は、様々な人間関係において余計な波風を立てないための「大人の知恵」なのである。本音だけで生きようとすれば、無用な衝突を繰り返す。ささやかな嘘を上手に使うことで、自分も相手も気持ちのいい時間を過ごせるのだとしたら―。波瀾万丈な半生の中で多種多様な嘘にまみれてきた著者が、嘘の功罪を独創的な視点で綴る、現代人必読の書。
目次
第1章 嘘は悪いものとは限らない(嘘は社会生活に不可欠なもの;そもそも嘘とは一体なんだろう? ほか)
第2章 嘘といかにしてつき合うか(生きている環境でつく嘘は違う;嘘をつく際に気をつけること ほか)
第3章 こんな嘘は許されない(希代の大嘘つき・金正日;博打と金、そして嘘にも人間性は表れる ほか)
第4章 私を唖然とさせた嘘つき、そしてロクデナシ(写真を見せられたら疑え;騙されたほうもロクデナシ ほか)
著者等紹介
白川道[シラカワトオル]
1945年生まれ。作家。一橋大学社会学部卒業後、広告代理店勤務、株式投資顧問会社経営などを経て、94年『流星たちの宴』でデビュー。自らの体験を元に、バブル期に株の世界で生きた男たちの大勝負を描き、ハードボイルドの新旗手として注目を集める。2001年に刊行された『天国への階段』(幻冬舎文庫)はテレビドラマ化もされ、大ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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