幻冬舎ルネッサンス新書
「消えない都市」の条件

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344971615
  • NDC分類 601.1
  • Cコード C0295

内容説明

今、地方を消滅させないために必要なものは何だろうか。それは、国が進める効率重視の画一的な政策ではなく、その地域の持つ特性を大切にしながら、地域に寄り添い、地域を愛する民間企業の存在である。横浜市の行政に30年以上携わり、退職後もNPOとして地域活性化への取り組みを続ける著者が、地域が自立することによってもたらされる、本当の幸せと豊かさの獲得を提言する。

目次

序章 地方は消滅しない(地域活性化のカギは企業にある;素晴らしいリストラなどない ほか)
第1章 地域のもつ力を強くする(江戸に学ぶ地域のあり方、企業のあり方;地域経済は愛で動く;グローバルからローカルへの転換を目指す ほか)
第2章 成長し続ける永続企業の秘密(こうして企業は倒産する;消えない企業のつくり方;地域に必要な人材とは)
第3章 自立を成功させている「横浜モデル」(「地域を愛し、地域に愛される企業」を支援;あらゆる問題を解決する金融ネットワーク;大学連携による「ヒトづくり」)
第4章 地域の特性を活かして伸ばす(地域が自立するシステム;世界の小国家に見習う;理想の「地域循環モデル」)
終章 本当の幸せと豊かさを手に入れるために(国家が頼りになる時代は終わった;都市には使命がある;次の時代は日本のローカルから生まれる)

著者等紹介

吉田正博[ヨシダマサヒロ]
1951年大阪府生まれ。早稲田大学商学部卒業後、77年横浜市入庁。主に経済行政一筋に進む。産業金融課長、経済政策課長、経営支援課長を務め、2007年財団法人横浜企業経営支援財団常務理事や金沢区副区長を歴任。08年、09年には経済産業省産学人材育成パートナーシップ経営・管理人材分科会委員を務める。11年第6回ニッポン新事業創出大賞「支援部門」最優秀賞(経済産業大臣賞、日本ニュービジネス協議会連合会会長賞)を現役公務員で全国初受賞。2013年3月定年退職。一般社団法人永続的成長企業ネットワーク代表理事、地域自立総合研究所所長、法政大学大学院CSR研究所特任研究員、早稲田大学社会連携研究所招聘研究員などを務め、地域活性・産業振興・企業支援に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐっち

6
都市が消えないためには、地域に愛され、地域に貢献する企業の存在が大切だと主張する本。横浜市の事例ばかりなので参考になる地域とそうでない地域があると思う。2015/06/10

スプリント

4
地方行政の可能性と限界、地方貢献企業の特色など興味深い内容でした。横浜市の取り組みに感心するとともにそれでも改善の余地があるという地元企業経営者の方々の言葉に深く考えさせられました。2015/04/25

ja^2

2
タイトルに偽りあり。消えない都市の条件は書いてない。ここにあるのは、ひたすら自画自賛である。▼それは、地域に求められる企業を応援する仕組みだが、地域に求めれらる企業とは具体的に何なのか。地元の商店街を応援したくても皆、郊外のショッピング・センターに行ってしまうのは何故なのかを考える必要がある。全国チェーンに負けないサービスは、地縁のコミュニケーションだけでは、地域に求めれらないのである。2016/05/10

Satoshi Murai

1
読んだ2016/07/10

ホレーシオ

1
タイトルは少し違うのではないかなーと思った。地域の中で循環する、そして地域に貢献する企業を作ることが都市が生き残るために必要なこととのこと。確かに、無理に大企業を誘致しても長くいてくれるとも限らず、そもそも誘致は条件がよくないと困難。それよりも地域を愛し、地域の中で必要な企業を作ることが大切というのは非常によくわかり、うなづけるとこも多い。ただし、横浜という条件の良い都市での話が多いこと、少子化、人口減少の視点について触れていないことはやや不安になった。2015/05/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9533805
  • ご注意事項

最近チェックした商品