内容説明
「不思議となるほど」の55話。生涯役立つ科学のエッセンス。
目次
数学者にして物理学者にして…―万能の天才の秘密
誕生日の確率―鳩ノ巣の数学
“無限ホテル”へようこそ―部分と全体
やって分かる・やらなくても分かる―ガリレイの流儀
転石苔を生ぜず―慣性の法則への道
宇宙の旋律―ケプラーの三法則
次元の違う話―ニュートン力学が導くもの
世界は振子で出来ている―等時性と調和振動子
アイザック・ニュートンと賢者の石―最後の錬金術師
ゲームの発見―物理学者はかく語りき〔ほか〕
著者等紹介
吉田武[ヨシダタケシ]
京都大学工学博士。『虚数の情緒・中学生からの全方位独学法』(東海大学出版会)で、第16回技術・科学図書文化賞最優秀賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
36
多々あった著者の愚痴や嘆きも含めて情報満載でとても楽しめる本だった。だけどタイトルはイマイチじゃないかな?『大人のための「数学・物理」再入門』から想像したような内容ではなかったと思う。2015/06/06
まじぇすた
2
歴史蘊蓄があるが著者の憶測で語られるのも多々あるので注意が必要。後半から説教が多々あり。著者も教える立場(だった)という意味では著者の批判内容はそのまま著者自身にも当てはまると思う。大学関係者が現状の教育問題を説く著作は、自分のことを棚上げして(自分は研究者だというポーズをとって他人事のように)批判するばかりである。彼らがこの問題解決のために積極的に行動しその結果を報告した著作をあまり目にしたことがない。 2017/01/23
オランジーナ@
1
わかりやすさにむらがある感じがした。2016/03/27
葉
1
数学と物理の簡単なお話と公式が載っている本である。読み物であるので計算が多く載っているわけではない。個人的に数学と物理の公式と例題が大量に載っていることを期待していたので、少し想像と違う部分はあったものの、知らない・忘れている知識などが多くあった。内・外接三角形はやった記憶がない。博士をなぜ取りたがるのかなどの小ネタ?も多くあり、物理学者の簡単な概略も書かれている。物理系のプランク距離などは全く知らないことなので必要であればしっかりと覚えようと思った。2014/07/27
白糸台のエアーマン
1
一気に読むにはちときついけど、休日の暇な時間に読むにはいい感じ。かなり読みやすく、再勉強の水先案内人にふさわしい本。2014/07/19