感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
48
図書館本。スリッパ片手に読もうとしたが、用意すべきは箸だった(料理ページ有り) ←一時の気の迷いでしょうが、それにしても嫌いになれないこの生き物。「害虫」と呼ばれるのは1%以下で、それ以外はどうみても「昆虫」のカテゴリ。しかし、オット曰く「気持ち悪い虫を集めて作ったカテゴリが“ゴキブリ目”じゃないのか」うーん… でもねー、亜社会性で子育てしてる姿なんて、胸を打つんですよ。なるべく嫌わないで欲しいなぁ。2018/06/25
えっくん
39
★★★★☆世界中のゴキブリの図鑑や生態はもちろんのこと、飼い方や食用とする方法まで書かれています。生き物を観察することは幼少から好きで、本書もほんの好奇心で図書館から借用したものですが、あの脂ぎった姿で突如としてカサカサと現れるゴキブリだけはやはり好きになれませんでした。カバー表紙だけでもおぞましいのですが、副題の「美しきゴキブリの世界」と言い切る著者の感性にも参りました。人類が絶滅しそうになってもゴキブリはほくそ笑みながら生き残るでしょう。人類はスリッパという最終兵器でゴキブリに立ち向うしかありません。2018/07/01
紫 綺
25
読メの一部Gマニアの中で話題のスゴイ本。たくさんの種類のG写真を掲載、Gの生態、Gの起源、Gの飼育法、Gの調理法（これはいかんだろう）などなど、とても詳しく掲載されている。沢山いるGの中でも害虫は1％らしい、しかもその殆どが外来種。髑髏模様のあるのやら、大人の手のひら大のやら、美しいのやら、吃驚するほど沢山のG。これだけ見てるとおぞましさが薄れてくるから不思議だ。2011/03/27
銀河
18
ちゅもママさんと紫綺さんの感想を読んでめっちゃ興味を持ちました。予約までして借りてチャレンジ♪表紙をめくったところ、配膳されているゴ(自粛)を見てパタリと閉じました。なぜ写真だから大丈夫だと思ったのだろう？そしてリトライ。背景が葉っぱや木の幹だと、普通の虫に見えてきます。フローリングや壁紙の上だからダメなのかな。喜ぶと思ったこどもたちに趣味を疑われ、でもこの世界を知っておくのはいいかもしれない。暖かくなってきたし噂をすれば影って言うし。2011/04/04
ジョニーウォーカー
17
読友推薦本。ゴキブリがもし人間と同じサイズと仮定した場合、その速さは時速270キロにおよぶという（『範馬刃牙』より）。これは新幹線とほぼ同じ速度であり、しかも彼らは加速なしのスタートダッシュのみでトップスピードへと到達してしまうのだ。もうそれだけで十分に恐ろしいではないか。だからこうして100％安全な場所からゴキブリたちの生態をじっくり観察できるのはなかなか乙な体験。ただ、表紙がいけない。わが家に潜むゴキブリが仲間と勘違いして寄ってきたらどうする。そう思うとゾッとして、あわてて別の本の下に隠した。2010/08/24
