内容説明
強面だけど心優しいコンビとして国民的人気者の、青春時代の素顔とは?―安アパートで10年間、布団を並べて眠った。二人で舞台に出たら観客も二人だった。トイレには「みー君へ」と書かれた富澤から伊達へのメモが貼られていた。恋人も嫉妬する(!?)長~い蜜月!笑いを心底愛し、震災後の東北を支援し続ける二人の、バイタリティの原点。
目次
プロローグ 敗者って何だ?
伊達少年、富澤少年。
出会った。
高校卒業、僕たちは別々の道を歩き出した。
ついにコンビ結成。
家賃6万8000円、男ふたりの同棲生活。
サンドウィッチマン、最大のピンチ。
ついに、かすかな光。
まさかの敗者復活。
夢の決勝の晴れ舞台。
これから
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
139
途中まで10年前の自伝だとは知らずに読んでいたのでやや違和感が。エンタを毎週見てたのでサンドウィッチマンはM1優勝前から知ってたが周りは殆ど知らない人ばかりで、一般人にとっては無名なんだなと改めて実感。書き下ろしでの10年間の振り返りの掛け合いはもっと長くてもいいなと思ったり。2018/09/28
小説を最初に書いた人にありがとう
114
好きな芸人サンドウィッチマンの自伝。2007年M1グランプリの伝説の敗者復活優勝までと、優勝した時、その後を本人たちが交互に思いを語る形式。あの優勝は本当に感動的だったが、そのときの熱い気持ちと裏話は読んでて心が震えた。真面目に綴っていく二人の文章を読み、好感度ランキング上位の理由もうなずける。2018/08/26
きみたけ
106
サンドウィッチマンの仙台学生時代からM-1グランプリ優勝を果たすまでのサクセスストーリー、プラス優勝後の10年間の振り返り。サンドを初めて見たのは「エンタの神様」で、彼らのお笑いが好きになりました。二人の当時の赤裸々な感情や富澤のネタ作りへの自信、あふれるコンビ愛が綴られていてとても面白かったです。先輩である東京ダイナマイトのハチミツ二郎さん、いかつい外見ながら後輩思いの芸人なんですね。結成当時のサンドウィッチマンがトリオとは知りませんでした。いまや富澤がM-1の審査員ですからね😅2023/01/06
hiro
85
いつも「バスサンド」を楽しみにしているサンドウィッチマンファンの一人なので、時間限定で200円だった『復活力』の電子書籍は、もちろんすぐに購入した。二人が出会った高校時代から、芸人になるため上京し、長い売れない時代を経て、Mー1チャンピオンとなり、その直後の“嵐”までを二人が交互に語っていく構成だが、もちろんMー1の敗者復活戦からチャンピオンになるところは、ドキュメンタリーを見ているようで、特に興味深く読めた。この本を読んで“頑張らないヤツに、いい結果はついてこない”というのは本当だと改めて感じた。2019/10/23
きむこ
76
お笑いはあまり観ないけれどサンドウィッチマンは好きな芸人さん。二人がそれぞれ交互に、若い頃から今まで(平成30年)を振り返っている。時系列で並べてくれているので、その時に何を考えていたか、どうやったかがわかりやすい。二人とも相手方を信頼していて、相手方の事がとても好きなのが伝わってきて、良いバランスのコンビなんだと改めて感じた。本気になったら一気に仕事が増えた事。M1の事、そして震災のこと。面白かったです。★42022/08/26