幻冬舎文庫<br> まぐだら屋のマリア

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幻冬舎文庫
まぐだら屋のマリア

  • 原田 マハ【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 幻冬舎(2014/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 385p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344421578
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

東京・神楽坂の老舗料亭「吟遊」で修業をしていた紫紋は、料亭で起こった偽装事件を機にすべてを失った。料理人としての夢、大切な仲間。そして、後輩・悠太の自殺。逃げ出した紫紋は、人生の終わりの地を求めて彷徨い、尽果というバス停に降り立った…。過去に傷がある優しい人々、心が喜ぶ料理に癒され、紫紋はどん底から生き直す勇気を得る。

著者等紹介

原田マハ[ハラダマハ]
1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。アートコンサルティング、キュレーターを経て、2005年「カフーを待ちわびて」で、第一回日本ラブストーリー大賞受賞。12年『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

548
タイトルが『まぐだら屋のマリア』、そして主な登場人物たちの名前が紫紋(シモン)、悠太(ゆうた⇒ユダ)、丸弧(マルコ)、与羽(ヨハネ)とことごとく聖書に登場する。地名も地塩村をはじめ、これまた聖書由来である。何故にそうする必要があったのか、全く不明である。内容的にも聖書とは接点を持たない。プロットの展開は先に進むほどに通俗を極めてゆく。また、人物像の造型、あるいは彼らが置かれたシチュエーションまたいたってステレオタイプのそれである。作家がこの作品を書く意図が全く理解できない。2021/04/14

ミカママ

504
喪失と再生の物語。紫紋(男性主人公)やマリアはともかく、丸弧や与羽に至っては脱力。「地塩」村もすぐにピンときた、なんせ母校のモットーだからね。いいお話しではあるのだが、構成についてもいろいろ無理がありすぎると思う。マハさん、迷走期だったか?2021/01/28

zero1

387
【死んで楽になるくらいなら、生きて苦しみなさい】喪失の先に再生はある?有名料亭の板前見習いだった紫紋(シモン)は期限切れ食材など不正事件ですべてを失う。死のうと逃げたのが海に近い【尽果】。マリアに拾われ定食屋【まぐだら屋】の手伝いをすることに。登場人物はマルコやシモン、キリエ、ヨハネなどキリスト関連の人と語句。女将とマリアの関係、位牌と左手薬指の無いマリアの秘密。それらがシモンの過去と交互に明らかになる。後半に説明が多いのが気になるが、【生きろ!】という原田のメッセージが伝わる。やや粗いか。2019/11/08

yoshida

301
東京の老舗料亭「吟遊」で修業する紫紋。彼は母を「吟遊」に招待し料理を食べて貰えるよう、毎日の修業に励む。同僚の仲居・晴香の「吟遊」の不正の告発。後輩の悠太の自殺。絶望した紫紋は死に場所を求めて東北の寒村「尽果」の食堂「まぐだら屋」に行き倒れる。「まぐだら屋」を経営するまりあに助けられた紫紋は女将の許しを得て、「まぐだら屋」で働く。まりあの壮絶な過去。死よりも生を選び罪を償う覚悟。生きるほうが辛い罪。それでも生きてゆくのだ。女将に赦されるまりあ。尽果の人々に恩を返し母の元へ帰る紫紋。絶望から再生を描く名作。2015/10/17

さてさて

264
この作品は、登場人物、そしてその意味ありげな書名からも分かるように、新約聖書の世界を意識して書かれたもののようです。【イエスの死と復活を見届ける証人であった】とされるマグダラのマリアという存在を思う時、『変わったよ。あなたも、私も』と紫紋に笑顔で語りかけたこの作品のマリアという存在は、【マルイセイユ郊外の洞窟で禁欲的な瞑想と苦行に余生を捧げた】というマグダラのマリアの伝承と重なるものを感じさせました。光り輝く未来を見るその結末に、マリアという女性の存在が自分の中に強く刻まれた、そんな作品でした。2020/10/27

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