内容説明
心は鍛えるものではなく、「整える」もの。安定した心を装備することで、常に安定した力と結果を出せる。チームで干されても腐らずにレギュラーを奪い返した。ワールドカップ予選では主将としてチームを束ね、本選への切符を掴んだ。結果を出し続ける長谷部だからこそ、多くの読者の胸を打つ。誰もが実践＆応用できるメンタル術、待望の文庫化！
目次
第１章 心を整える。
第２章 吸収する。
第３章 絆を深める。
第４章 信頼を得る。
第５章 脳に刻む。
第６章 時間を支配する。
第７章 想像する。
第８章 脱皮する。
第９章 誠を意識する。
最終章 激闘のアジアカップで学んだこと。
著者等紹介
長谷部誠［ハセベマコト］
１９８４年生まれ。静岡県出身。藤枝東高校から浦和レッズ加入。２００８年にドイツ・ヴォルフスブルクへ移籍。１０年南アフリカ・ワールドカップでは４試合に先発出場。１３年に「１．ＦＣニュルンベルク」へ移籍。サッカー日本代表のキャプテン（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆめ
83
自分らしさを磨く。自分の弱さを知ってこそ、人は他人に優しくなれる。たくさんの言葉に心が反応して アスリートだけではなくたくさんの方に読んでもらいたい一冊だと感じた。今日から私も意識的に心を整えていこうと思う。2018/06/15
R
74
元サッカー日本代表キャプテンの自身を語った本でした。メンタルコントロールの方法ともいえるけど、長谷部氏の生活スタイル、考え方、これまでの経験を連ねて、そこから導き出した心を整えるというキーワードについて語っている。読んで一番感じたのは、凄い真面目な人だなというところで、熱血漢でもあり、大変真面目でもあり、だけど案外人見知りで一人で過ごすのが好きという、よくいる独身男性のそれなんだが、この当時は結婚してないからこんなもんだったんだろうか。強い意志を持って生きている姿が見える。2019/06/10
seacalf
57
心を整えるという発想がいい。素直で真摯な語り口なので、すらすら読める。まだ若かりし頃の長谷部の言葉だから、当然青臭さも到る所に感じるが、ワールドカップ当時のエピソードや懐かしき選手達との逸話も随所に挟んできて、思いのほかテンションが上がる。この手の本はあまり手にしてこなかったからか、とっても面白い。ドイツのことわざ「整理整頓は、人生の半分である」、アルゼンチンのことわざ「運とは口説くもの」など引用も気が利いている。実直な人柄がとても好ましくて、今まで以上に彼のプレイに注目し、応援したくなる。2016/12/02
瑪瑙（サードニックス)
54
とてもきっちりとした性格の方だなあと感心しました。お若いのに、なんだか、考え方がとても大人で、私の方が恥ずかしいくらいでした。お母様がきちんとした性格でいらっしゃると書かれてあるので、お母様の教育が良かったのですね。又サッカーへの情熱は凄いものを感じました。こんなにも一途に打ち込める事があるなんてちょっと羨ましいかな。将来監督にきっとなられる事でしょう。2018/02/01
Mr.チャーリー
52
素晴らしい結果や高い評価を得ているスポーツ選手から学ぶことが多いと感じている僕は、今回はサッカーの長谷部誠選手の著書を選びました。本書を読み進めていくと、長谷部選手の冷静沈着な行動の基となる考え方や基準が理解できて、日本代表チームのキャプテンとして選ばれてきた理由が見えてきます。メンタルを強くすると言うより心をメンテナンスして、常に安定した心を備える。これです。僕が日々生活していると、誘惑など生活のリズムを乱すものが沢山！そんな中、本書で共感することがあり、心を整えるヒントが得られました。2019/09/19
