内容説明
幼くして父を亡くした虎之助(加藤清正)は縁者である羽柴秀吉に小姓として取り立てられるや、大男ならではの腕力と冷静な判断力で立身の道を突き進む。だが、時は戦国動乱期。想像を絶する試練が彼を待ち構えていた。本能寺の変、朝鮮出兵、関ヶ原の戦い…報恩を胸に、戦乱の世を駆け抜けた男の人生と謎めいた末期に、新たな光を当てる歴史巨編。
著者等紹介
津本陽[ツモトヨウ]
1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年、「深重の海」で第七九回直木賞、「夢のまた夢」で第二九回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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4
加藤清正が主人公の小説を読むのは初めて。福島正則とは豊臣臣下のころから悪友なのかと思っていたが、対照的に描かれていて意外。武勇に優れていただけでなく、政もできたから家康に警戒されたんだろうなぁ。なぜか頭に入らない文章で読むのに手間取った。夢三部作も読んでみたいが、この分だと厳しいかも。2017/05/23
りんふぁ
0
関羽を彷彿させるような。あくまでも秀吉のみに仕えてる。鬼神のようで慈愛もある。秀吉の子飼いで頭ない人かと思っていたけど、意外とかっこ良かった。2016/02/09
Ugee
0
好きな戦国武将の一人。虎殺しの異名を持つ加藤清正の歴史巨編。