幻冬舎文庫<br> 証し

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幻冬舎文庫
証し

  • 矢口 敦子【著】
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  • 幻冬舎(2008/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 402p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784344411203
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

売買された卵子から生まれた、16歳の悲しき殺人鬼。彼が求めた証しとは──? 「親子の絆」とは、「生命」とは何かを問う、感動の長編ミステリ。

内容説明

過去に金のために卵子を売った木綿子と、不妊に悩みその卵子を買った絹恵。二人の「子供」である十六歳の恵哉が、一家四人惨殺事件の嫌疑をかけられ自殺した時に、彼女達は出会う。息子の無実を信じる木綿子は真犯人捜しに乗り出すが、絹恵は懐疑的だった…。犯人が現場に残した「VS」の謎が解けた時、二人は恵哉の心の叫びを知る。長篇ミステリ。

著者等紹介

矢口敦子[ヤグチアツコ]
1953年北海道生まれ。病気のため、小学校五年で通学をやめ、通信教育で大学を卒業する。97年「人形になる」で女流新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tsuyoshi

72
卵子提供者の木綿子と卵子を購入し産み育てた絹枝。出会った二人に降りかかったのは息子にかけられた一家殺人の嫌疑と自殺の事実。真犯人を捜索する木綿子と諦念する絹枝。二人の対応を通して血の繋がりや親においての子供とは何かを問う展開なのだが、特に木綿子における身勝手な動機から始まるエゴ満載の言動には無い物ねだり感だけが際立ち全く感情移入もできず。読後真っ先に浮かんだのは「死すれば無になる」という養老氏の言葉だった。2018/06/30

はつばあば

54
償い・赦しにはそれなりの愛があった。この本にも自己中な愛と妄想はあるのだが、あまりにも身勝手な大人達のグロさに溢れている。途中リタイヤも考えたがどこかに救いがあるかも・・と読了。エキセントリックな最終より命の意味や母性を本気で考えているのでしょうか?。と思う私の傲慢さは娘達が爺様との間の子であるからでしょうね。そう云えば有名人で男性が我が子でないと争ってましたよね。そう思うと男性っておおらかですよね。「あんたの子よ」って云われて「はい、ありがとう」って愛情を注いでくれるのですから。女ってやっぱり器が小さい2015/12/25

かよぴー

26
アメリカでは、卵子提供や優秀なDNAの精子バンクがあると聞くが、そうして生まれた子供はどう育つのか。母性は十月十日お腹の中で育てて、産みの苦しみを経て生まれるものだと思うがその子供と血の繋がりがなかったら、その子供は・・・。そうした2人の母と殺人の嫌疑をかけられた息子。かなり身勝手な母に腹を立てながら読了。子供は見栄で持つものじゃ無いし、自分の思い通りにはならないもの。殺人は無いにしても、こういう話ってあるんだろうな。2015/07/14

エドワード

21
住宅街で起きた一家殺害事件。容疑者の高校生、恵哉は逃走し転落死する。恵哉は人工授精により生まれた子供だった。卵子提供者の木綿子と代理母であり育ての母、絹恵の二人の視点で進む物語。名前とは真逆、勝気な木綿子の妄想、卑屈な絹恵の愚鈍さにハラハラさせられる。人工授精とはおよそ縁遠い?エモーショナルな二人、「恵哉は犯人ではない」との信念で奇妙な協力関係になるが、真相は?高校生三人の語る殺伐とした学生生活、絹代と母親のこじれた関係が哀しい。果たして二人の母の息子への愛は通じるのか?最後まで一気に読ませるサスペンス。2016/03/07

桜父

20
矢口敦子2冊目。卵子提供を受けて子供を持った「絹恵」卵子提供者の「木綿子」 2人の子供である「恵哉」が一家四人惨殺事件の犯人として、自殺した。 内容は良かったが、警察や探偵の扱いがひどい。そりゃ、仕事しない警官はいるだろうし、クライアントの秘密をべらべらしゃべってしまう探偵は、???疑問だけが残る内容でした。 でも、不妊治療の偏見は納得できる。まだ日本では子供を1個の人格ではなく「血」の濃さで判断されるものが多いからね。2015/03/03

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