内容説明
ギャンブルは、趣味でも仕事でもなく信仰である!を自認する著者がヨーロッパ屈指の最高級ホテルを泊まり歩きながら、由緒あるカジノで一攫千金を夢見て大博打。ニースでは魂も私財も溺め取られ、サンレモではリラをフランと勘違いしてぬか喜びの万歳三唱。最後に待ち受けるのは、歓喜か?絶望か?痛快世界カジノ紀行、シリーズ第一弾。
目次
モナコの伯爵夫人
ギャンブラーの聖地
誇り高きクルーピエ
偉大なる小国家
リヴィエラの女王
花火とトップレス
アンティーブの古城にて
カンヌのナポレオン
サンレモの夜は更けて
バーデンよいとこ
ユーロ万歳!
カジノは国家なり
登山電車に揺られて
タイム・イズ・ライフ
アルプスのサムライ
伝統と格式の鉄火場
終身名誉会員
1億円しばりの密室
ノルマンディの妖精
博奕なるものあらずや
消費は美徳。倹約は罪。
皇帝のシュピール・バンク
ゲルマンの叡智
名作『賭博者』の背景
考えるドイツ人
アメリカン・スタイルの正体
遊べよ、日本人!
著者等紹介
浅田次郎[アサダジロウ]
1951年東京都生まれ。「地下鉄に乗って」で第一六回吉川英治文学新人賞、「鉄道員」で第一一七回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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