感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
27
本書で聞き上手について言及してる。聞き上手は一種の通訳で話し手よりも多くの情報をもち言葉の組み合わせに精通した人だという。さすが「カンブリア宮殿」のレギュラーを長い間継続してることに納得できます。2013/03/08
oser(読書家ではありませんドクシャーです)
18
強い人だよなぁ。 作家でスポーツもできて、芸術・音楽にも博学。仕事もパワフル。 そして問題提起を忖度なしにキッチリできる。 だからかエッセイも漢臭さをうっすら感じる(スンマセン、ワイだけかも)気がする。 そら、10代のワイが憧れるワケや。 2022/10/22
内緒です
12
村上龍さんの作品は読み終える度に、また1つ何かを学んだという充足感を獲ます。自分の身体で学んだことを上手く文字にして伝えてくれる作家さん。どんなことを書いても、自分の考えに自信があるから揺るがない。最近「自立」について考えるけど、日本自体が自立していない国だっていう漠然とした思いがあった。この本はそれをなんとなーく伝えてくれてると読み取った私。2013/06/25
寅ちゃん
3
すごい。10代の頃に一度読んだけれど、かなり影響を受けているなぁと改めて感じた。とても真実に近い気がする。例えば…「批評は他者の出現だと思う。批評する地点に立てる者が他者なのだ」「人と人のコミニュケーションは外部、第三の他者がないと成立しにくい」「想像力は危機感と欠落感から出発し、自意識から自由になる才能によってコミニュケーションするに足る情報となる」「危機感を持っていなければ絶対に進化はない」「何を最優先にして生きていくか、それは最も重要な問いであるはずなのにこの国ではなぜか重要視されない」2021/10/17
カップラーメンマン
3
まずタイトルがいい。 村上龍のエッセイ集。このシリーズは何冊か読んでいるが、特に村上龍が若い頃のエッセイに感じるのが、日本社会への批判、思考停止な人間への批判だ。そう感じていたら、この中で本人も言っていた。 15年程前の時事問題についてよく書いてあるが、問題の根本は未だにあまり変わっていない。2016/10/05