内容説明
幸せな恋愛・結婚のモデルはもうどこにも存在しない―。“格差を伴う多様化”が進む現在の日本で、恋愛はどう変化しているのか?いい男・女とはどんな人間なのか?そして結婚の魅力とは?不幸な恋愛を回避し、自分なりの幸福を見つけるためには、知らなければならない事実がある。大好評、村上龍の恋愛エッセイ。
目次
それでもわたしは幸せ、と言えるだろうか
結婚しなければ生きていけない女
「なぜ彼を好きなのか」答えられますか
自分を高く売れなければ意味がない
恋愛のリスクとコスト、そして利益
パラサイト・シングルに恋愛は可能か?
セックス、同棲、不倫…そのモラルと現実
「選ばれる」ことは本当にいいことか
果たしてその恋愛に希望はあるのか
自分をごまかす恋愛の結末〔ほか〕
著者等紹介
村上龍[ムラカミリュウ]
1952年長崎県生まれ。76年「限りなく透明に近いブルー」で第七五回芥川賞受賞。「コインロッカー・ベイビーズ」で野間文芸新人賞、「村上龍映画小説集」で平林たい子賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
14
恋愛から生き方、経済等広範囲にわたるエッセイ、恋人だろうが友達だろうが「この人の信頼だけは失いたくないと思える人」が最も大切な人という筆者の意見に共感2013/01/13
なると
10
カンブリア宮殿のあの話し方と同様の文体で、如何にも男性的な文章。[備忘録]繁栄から陥落へ向かう国は価値観が混乱する、どう生きればいいか解らなくなる。物事を考えるのが嫌になる、考えても解らないし誰もヒントをくれないので考える事を諦める。そして、ダイエット、ファッション、バラエティー番組、ゲーム、カラオケといった考えなくていい暇つぶしの文化が流行る。将来のリスクがイメージ出来ない男は恋愛関係が永遠に続くと勘違いし、信頼関係を築く努力の必要性が解らない。恋愛は相手が自分の為に我慢してくれる事と誤解した男は多い。2015/02/18
内緒です
10
村上龍氏の考えと世の中が見える本だと感じた。気づかされ、考えさせられる部分が多々あり、忘れないために再読、再再読が必要。いい勉強になりました。2011/08/18
miyatatsu
9
あまり面白いとは思えませんでした。2017/09/18
どん
4
エッセイでしたか! 同意できるものも首を傾げるものも…2018/09/22