幻冬舎文庫<br> 償い

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幻冬舎文庫
償い

  • 矢口 敦子【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 幻冬舎(2003/06発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 450p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784344403772
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人の肉体を殺したら罰せられるのに、人の心を殺しても罰せられないのですか?
「不幸な人は死んでしまえば、もう不幸は感じずにすむ」──そう言いきる15歳の少年が抱える心の闇、その先にあるものは──?

内容説明

36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、日高はある刑事の依頼で「探偵」となる。やがて彼は、かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが…。絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることはあるのか?感動の長篇ミステリ。

著者等紹介

矢口敦子[ヤグチアツコ]
1953年北海道生まれ。病気のため、小学校五年で通学をやめ、通信教育で大学を卒業する。97年「人形になる」で女流新人賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

176
一時期よく書店に大量に平積みされているのを見て、非常に気になり読みました。映像化もされており、主人公は谷原さんが演じていたので、読んでいても脳内で谷原さんに置き換えられてしまいます。物語としては、大きな起伏(波)はあまりありませんが、構成が一つ一つのしっかりとしていて、読んでいても‘安心感(&安定感)’があり、読みやすかったです。意図的なのか、偶然なのかどの登場人物も比較的、地味なキャラでイマイチ印象に残りにくかったです。そうすることで物語の雰囲気のバランスを保ちたかったのかもしれませんね。2013/05/23

サム・ミイラ

149
有能な名医が今はホームレスという設定に震えました。深い悲しみと秘密が横溢する物語ですが、救いもあり感情移入もしやすい、読みやすい作品だと思います。続編が読みたくなる話です。2014/06/05

いつでも母さん

127
こんな主人公がいてもいい!医者だって普通に人間だもの。仕事と家庭のバランスって難しいよね・・それは妻の子育ても同じ。『子供の為に狂えるのは母親だけ』・・他の作家の作品にあったこの言葉が蘇る。失って初めて気づくのは哀し過ぎるけれど。だからこのような作品を読むと、今の自分の居る場所に思いを馳せてしまう・・生まれながらの殺人者なんていないよ!『殺人者になる為に生まれた子供を助けてしまった』なんて、こればかりは分かりっこないよね。そして、事件は罪は他人事じゃないと思う昨今。日高の償いの道はまだ続くのか・・2016/01/02

🐾Yoko Omoto🐾

107
自分を捨てホームレスに身を落とした「日高」。12年前に遭遇した誘拐事件で自分が救い出した少年と再会するが、彼はまるでタナトスに憑かれたかのごとく生に対して懐疑的な考えになっていた。そんな中立て続けに起こる不可解な心中や殺人。事件にチラつく少年の影に、日高は複雑な思いに苛まれてゆく。被害者でありながら加害者と同様に世間の好奇の目に晒される現実、疑心暗鬼に壊れてゆく精神状態、後悔と自責の念を持て余し行き場のなくなった心、善行と信じた行いから生まれる悲劇など登場人物の背景を丁寧に掘り下げたヒューマンミステリ。2014/06/11

Tsuyoshi

81
子供の病死と妻の自殺で罪悪感から医師からホームレスになった男がたどり着いたとある街で起きた連続殺人事件。刑事の依頼で調べを進めるうちにかつて誘拐事件で命を救った少年と再会するも連続殺人事件の犯人ではないかと疑っていく展開に。「体を殺すことは罪に問われるが、心を殺すことは罪に問われないのか?」深い問題に改めて償うとは一体どういうことなのか考えさせられる話だった。2018/06/23

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