幻冬舎文庫
最後の家族

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  • サイズ 文庫判/ページ数 358p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344403574
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

引きこもりを続け家族に暴力を振るう二十一歳の秀樹。援助交際で男と出会う女子高生の知美。若い男と不倫をする昭子。会社からリストラされる秀吉。過酷な現実にさらされ崩壊へと向かう内山家。一人ひとりはどうやって生き延びていくのか?家族について書かれた残酷で幸福な最後の物語。テレビドラマ化もされたベストセラー、ついに文庫化。

著者等紹介

村上龍[ムラカミリュウ]
1952年長崎県生まれ。76年「限りなく透明に近いブルー」で第七五回芥川賞受賞。「コインロッカー・ベイビーズ」で野間文芸新人賞、「村上龍映画小説集」で平林たい子賞を受賞。また、『トパーズ』『KYOKO』等で映画監督
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

452
龍兄ィ作品の中では好きなタイプだった。引きこもりやリストラなど、それぞれに事情を抱えた四人家族。それぞれのナラティブで物語は進む。ひとつの事象が四人四様の視点から観られるのは普段は好みなのだが、さすがに繰り返しが多かった。龍兄ィにしては、毒も足りなかったように思う。2020/08/15

はたっぴ

78
同僚からのお勧め本。4人家族、それぞれの目線で語られる一家の物語。両親に暴力をふるう引きこもりの長男・秀樹が主役かと思ったが、両親や妹の知美も問題を抱えている。この世で数え切れないくらいたくさんの家族が、大なり小なり心に秘めた悩みや難事に振り回されて日々を過ごしているだろう。そんな私達にとってどん底から這い上がるようなストーリーは心を掴まれる。特に引きこもりの秀樹が隣宅のDVを目撃したことにより、自らの行動を省みて再生していく姿には泣かされた。4人の結末が意外な展開を迎えたが、これも著者ならではだろう。2018/09/10

優希

52
家族がテーマなのでしょうか。4人の家族それぞれが抱えているものがあって、過酷な現実へ向かっている物語。残酷ではあるけれど、少しの幸福があることが救いに感じました。2020/08/22

風に吹かれて

22
 引きこもりの21歳の秀樹、宝飾工芸を極めるためイタリア行きを考えている男のもとに通う高校生の知美、秀樹のことでカウンセラーに通う母の昭子、家計の主力を担っているが不況で傾こうとしている会社に勤める秀吉。内山家四人の家族は、どうなっていくのか…。  それぞれに家族への想いを抱きながらも自分の人生をどう生きていくのか。引きこもり部屋の窓から秀樹は隣家のドメスティック・バイオレンスを目撃し、有名私立大への進学を有望視されている知美はそれが本当に望んでいる道だろうかと思い…。 →2023/09/20

パラ野

21
これから家族を題材にした小説は消えていくのでは、村上龍だったら、どんな答えを用意するのだろうか、ということで読んでみましたが、これ10年以上前の作品なんですね。典型的な4人家族が解体されて、個人となり、家を離れていく過程が、題名とよく合っていました。母親が個人としてゆっくりと家族以外の人と関わり、職を得る段階など、優しくて良かったです。健全な大人として子供たちが家を離れるのと、父親が故郷に帰っていくのが対象的。2014/11/13

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