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幻冬舎文庫
悪魔のカタルシス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344402812
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

牧本祥平はある日、悪魔に出会った。頭に角を生やし、肩には蝙蝠の羽。錯覚か、それとも?しばらく後ソープランド嬢16名が殺害される事件が起き、日本を支配しようと目論む悪魔が蔓延り始めた。連続する悲劇と混乱の中で、祥平は仲間を募り悪魔に抵抗しようとするが―。キリスト教における“悪魔”の概念に、意外な新解釈を加える意欲作。

著者等紹介

鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
1998年、『邪馬台国はどこですか?』(東京創元社)でデビュー。一躍脚光を浴びる。その後も、歴史や民俗史の常識を覆す意欲作を発表し続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

106
これは何冊か続く伝奇サスペンス小説ならば、また違った読み応えとなったかもしれない。先の読めない展開に次第に強まっていく悪魔の勢力。侵略物の小説としては定番ながら世界が広がる要素がある。しかしシンプルで紋切り型な文体に早い展開、また登場人物も物語を進めるためだけに書かれており、実に淡泊だ。本書の冒頭には「あなたにはこの本を読まない権利があります」と書かれている。この原稿を受け取った担当者はどのような感慨を抱いたことだろうか。私はある意味冒険だったのではないかと思う。作者の意図が読者に通じるかを試すための。2019/01/27

TheWho

12
「邪馬台国はどこですか?」や「新・日本の七不思議」等のハチャメチャな歴史解釈で異彩を誇る著者が描く、鯨統一郎が解釈する悪魔の実像。保険会社の代理店をやっている主人公が、出先のビルのエレベーターで悪魔の姿を観てしまい、その後に知り合いの政治家が悪魔に見えてしまった事から始まる悪魔のの定義や真相を繰りながら主人公の交友関係や女性全てに疑問が生じながら、悪魔の実像に迫る物語。途中人間不信に陥りながらも著者ワールドを楽しめた一冊です。2023/01/08

miroku

4
悪魔の正体とは? 良くも悪くもライト、鯨さんらしく読みやすいのは確か。 もう少しどちらかの方向に傾斜して欲しいのだが・・・。2009/10/12

さくら

3
鯨さんのなみだシリーズが好きなので手に取りましたが、こちらはあまり好きになれない一冊でした。まず非現実的なのが苦手なので(←じゃぁ読むなよ(笑))。しかし鯨さんらしくライトなお話で、とても読みやすい。2013/01/05

kazu8823

3
すっきりしない結末。。悪魔が結局なにもくろんでたのかよくわからなかった。。2011/04/01

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