内容説明
「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトとにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す」。“好青年”とよばれる豊は結婚を控えるなか、謎の美女・沓子と出会う。そこから始まる激しくくるおしい性愛の日々。二人は別れを選択するが二十五年後の再会で…。愛に生きるすべての人に捧げる渾身の長編小説。
著者等紹介
辻仁成[ツジヒトナリ]
1959年東京都生まれ。89年「ピアニシモ」ですばる文学賞受賞。97年「海峡の光」で第一一六回芥川賞受賞。99年「白仏」でフランスの文学賞であるフェミナ賞を日本人として初めて受賞
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