幻冬舎文庫<br> 恋人よ〈上〉

幻冬舎文庫
恋人よ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 370p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344401198
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

お腹の子供の父親はあなたではないかもと告げられた航平。夫となる男を愛しきれぬまま結婚式を挙げようとする愛永。二人の男女はそれぞれの結婚式の直前に運命的に出会う。ホテルの一室で交わした二秒のキス。二人は不確かな再会を誓って、それぞれの式にのぞんだ。それから半年後、愛永夫婦が航平たちの隣りに偶然、越してきた―。

著者等紹介

野沢尚[ノザワヒサシ]
1960年愛知県生まれ。日本大学芸術学部卒。脚本家として「眠れる森」「氷の世界」などのヒット作を生み出す。97年「破線のマリス」で第四三回江戸川乱歩賞、「恋愛時代」で第四回島清恋愛文学賞、2001年「深紅」で第二二回吉川英治文学新人賞を受賞する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

91
結婚式の三時間前に相手の裏切りを知った愛永と航平は出会い、恋に落ちた。このドラマが放映されたのはもう四半世紀も前なのか。役者さんもテーマソングも、大好きなドラマだった。たまたまこの時の映像を見かけ、懐かしくて再読。「親愛なるあなた(君)へ」で始まる文通による私書箱恋愛。「触れ合えなくても、抱き合えなくても相手の幸せだけを祈る恋もあるんじゃないかな。」「心で燃える炎はどちらかが先にこの世を去っても簡単に消えはしないの。」美しい保奈美ちゃんの姿が蘇る。二人のプラトニックラブに胸を焦がしたあの頃が懐かしい!2020/02/18

megumi♪

16
ドラマは未視聴ですが90年代のドラマってこんな感じだったなぁって懐かしくなりました。事情を抱えた二組の夫婦とそれぞれに想いを寄せる登場人物達の関係が複雑に絡み合い、もはやこの夫婦達の関係は薄氷の上にあるようなもの。こんな出来過ぎなことってあり?って思うけどだからこそ先の展開が気になって仕方がなかった。肝心の部分はお互いにバレていないものの、物語の核心が明かされるところで下巻へ。2020/05/25

しゅん

8
昼ドラ並の内容。恋愛に遠ざかってる自分にとってはハラハラドキドキ。2016/11/17

☆カジュ☆

5
ああなんかドラマあったよなー。的なノリで購入。バブル的な生活だなー。登場人物の行動が全く共感出来ず、展開を楽しむ小説なんだなとかんじた2016/06/12

ちぇしゃ

5
敬愛する野沢尚さんの、自身の脚本作品の小説化。どっぷりはまる。ドラマが放送されていた当時あの主題歌の美しいメロディラインに惹かれて観たけど当時はひたすら不愉快でさっぱり理解できず。でも何かあるなと思って見続けたけどやっぱり理解できず、それなのに何故か心に引っかかって気になる作品だった。小説で読んで納得。自分好みの作品でしたw人間の感情は好悪だけでないあくまでもゆらぐグラデーション。無常であり、変わらず同じ状態などあるわけもない。きっぱりと割り切れないからこそ個々の物語になっていくわけで。(下巻に続く)2014/11/08

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