幻冬舎文庫<br> 怪談

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幻冬舎文庫
怪談

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  • サイズ 文庫判/ページ数 765p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344400894
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「怪談」「耳なし芳一」などの名作で名高い作家・小泉八雲(=ラフカディオ・ハーン)。その墓前で謎めいた女性に出会い恋した恒一は、彼女とともに八雲の足跡を辿る旅に出る。八雲の作品を読み返し、焼津、松江、そしてマルチニーク島へ…。過去と現在を往還する旅の果てには、何が待っているのか。「現実」と「物語」が交錯する傑作長編小説。

著者等紹介

阿刀田高[アトウダタカシ]
1935年東京都生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。短編集「ナポレオン狂」で第81回直木賞を受賞。95年「新トロイア物語」で第29回吉川英治文学賞を受賞。『ギリシア神話を知っていますか』『朱い旅』『犬も歩けば』『鈍色の歳時記』など著書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

momogaga

30
読メ開始以前の既読本。小泉八雲の足跡を巡る主人公の恋愛物語。この小説のお陰で小泉八雲の世界を深く知ることが出来ました。

takaC

22
おもしろかった。2012/11/04

かんらんしゃ🎡

3
アラビアンナイトのように物語の中にいくつもの話が入れ子になっている。 ハーンの半生や作品の記述が結構多く、そこに興味が持てないとこれだけの長編は辛い。本筋はラブストーリーの佳品。2016/02/20

KAZOO

3
阿刀田さんのものにしては珍しい長編ですが、小泉八雲の生涯と主人公の生き方を走馬灯のごとく飽きさせずに読ませてくれました。非常に八雲のことを研究している様子がわかります。阿刀田さんの奥さんが朗読をしていることを知っていましたので、この主人公にもかなり参考にされたのではにかということが伺えほほえましさが感じられました。私にとってはあっという間にに読めてしまいました。2012/08/21

gonta19

3
新規購入ではなく、積読状態のもの。 2009/12/21~12/25  帰宅中の電車内でここのところ読んでいた阿刀田高氏の「怪談」を読了。 小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの生涯を交えながら、ハーンを追い現代を旅する恒一と洋子。いつもながらに名手、阿刀田氏の筆にかかると700ページを越す長編も長さを感じさせない。小泉八雲のことは一般的なことしか知らなかったが、数奇な人生を歩んだ人であったなぁ。2009/12/25

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