幻冬舎文庫<br> 古本マニア雑学ノート

幻冬舎文庫
古本マニア雑学ノート

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344400054
  • NDC分類 024.8
  • Cコード C0195

内容説明

ネオ古本ブームはこの本から始まった!SF・ミステリー、猟奇犯罪本、少女小説、B級マンガ、性風俗本、トンデモ本まで膨大なコレクションの中から選りすぐりの奇書を紹介。古書の魅力にとりつかれた奇妙な人々の生態と、売り買いの方法など古書通になるための知恵を満載。人生を狂わせる魔物=古書の、愛おしく狂おしいマニア世界。名著。

目次

1 ある古書マニアの一日
2 実録・仁義なき古書即売会
3 “棚荒らし”の恐怖
4 わが古書遍歴の記 パート1
5 わが古書遍歴の記 パート2
6 本の売り買い
7 わたしの愛した古書たち
8 古書と人生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

29
以前に単行本で読み、今回は文庫。古本についての話は、網羅的でないほどおもしろい。本について何かを書くと、傾向がだんだん似てくるものだろう(と思うが)。唐沢氏の本には、そんな心配はなさそうである。さて古本をめぐっての最もおもしろい話は、古書市での抽選をめぐるエピソード。書名を出すと、その本の値段が上がるので発表できないというから、すさまじい話だ。そんなわけで、仮の、もちろんうその書名は、何と、『イカの昼寝』(笑)である。超高値でもなく、内容に価値があるわけでもなく、その本が取り合いになるというから恐ろしい。2015/06/24

gtn

15
父は最高の喜びを著者に授けた。2020/04/23

猫丸

13
オビにいわく「ネオ古本ブームは、この本から始まった!」。そんなもんあったのか、ネオ古本ブーム…。唐沢氏の風貌は中島らも氏に通じるものがある。やはり北海道の比較的裕福な家の生まれであるそうだ。この手の書痴系文化人てのは結構お坊っちゃんなんである。それもそのはず。本を維持するには一定の経済力が必要なのだ。本書内容は「端っこ本」の紹介と古本者となるに至る機縁など。何冊か読みたくなってamazon で探すと、どれも高い。復刊されている場合、高確率で日下三蔵の名が。このギョーカイ、数人で動かしていないか?2019/10/31

ハルバル

11
古書は魔書、古書市はさしずめ魔境か。著者自身が言うとおり、古書にハマるとどんどん人外境へと踏み込んでいき常識外れになっていくものだと感じ入る次第。そんな人ばかりではないだろうが、ちょっと簡単には踏み込めない、踏み込んではいけない世界だなという気も。危ない危ない…。とはいえ著者の集める「能天気本」の類いには笑わせてもらった。本に関する本を読むのが好きだけど、自分には無縁の古書に関する本を読むのも好きになってきた。いつか行ってみたいなぁ、神保町。2018/03/22

bluemint

7
ネオ古本ブームがあったのか、今でも続いているのか分からないが、著者と年代が近いせいか心情はよく理解できる。古本屋利用のマナーやマニアの生態、著者の古本遍歴など興味は尽きない。秘蔵の珍本紹介がとても楽しい。喜国雅彦と並んで、やっぱりマニアはヘンだ!2021/03/06

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