出版社内容情報
『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』などで知られるロシアの文豪トルストイによる民話の名作をコミック化。
人のあり方と人生の意義を問う、トルストイ版『君たちはどう生きるか』!
愛の意味を知り、生きる力を得る―――コロナ禍の現代人必読。
その日暮らしの貧しいくつ屋セミョーンは、ある日雪の中、行き倒れの青年を妻の待つ自宅に連れ帰る。若者は無口で笑うこともないが、働き者ですぐに仕事を覚えて夫婦を喜ばせた。実は彼は堕天使で、神から与えられた「三つの命題」の答えを見つければ天上に戻れる身であった。愛とは何か? 死とは何か? を問う難問だった。やがて6年の年月が流れ、ある日双子の女の子を連れた女がセミョーンの店に現れる……。
コロナ禍に翻弄され、まったく変わってしまった世界を生きる2020年の私達。今、我々は何を支えに、誰のために生きるのか? 世界的文豪の140年前の名作が、漫画で甦えり、その答えのヒントを示してくれる。
内容説明
人間は明日の命があるかどうかも知らない。自分以外の誰かを思うことがあなたを幸せにする!迷いと不条理の新しい日常。あなたは、これからどう生きるのか?神が主人公・天使ミハイルに与えた「3つの命題」の答えとは?
目次
現代日本編(前半)
ロシア編(本編/レフ・トルストイ)
現代日本編(後半)
解説(亀山郁夫)
著者等紹介
トルストイ,レフ[トルストイ,レフ]
19世紀ロシア文学を代表する作家。『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』などの名作がある。自身の内面の矛盾から宗教的思想に救いを求め、文学性・思想性が高く評価されている
石川森彦[イシカワモリヒコ]
千葉県生まれ。石ノ森章太郎に師事。1975年、師匠の石ノ森から「森」の字をもらい、「森彦」に改名。1982年、独立
亀山郁夫[カメヤマイクオ]
1949年、栃木県宇都宮市生まれ。名古屋外国語大学学長、ロシア文学者。『磔のロシア―スターリンと芸術家たち』で2002年に大佛次郎賞、翻訳『カラマーゾフの兄弟』で2007年に毎日出版文化賞特別賞、プーシキン賞を受賞。2012年には『謎多き「悪霊」』で読売文学賞受賞。2019年12月より日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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