少数株主

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344032149
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

同族会社の少数株は凍りつき、放置されている。「俺がそいつを解凍してやる」伝説のバブルの英雄が叫び、友人の弁護士が手を組んだ。そして、日本解凍が始まった!株を自由に売り買いされない法律をいいことに、やりたい放題のオーナー経営者。圧倒的な理不尽に追いやられる、少数株主を救済する―。

著者等紹介

牛島信[ウシジマシン]
1949年生まれ。東京大学法学部卒業後、検事を経て弁護士に。牛島総合法律事務所代表として、多くのM&Aやコーポレートガバナンス関連の案件を手掛ける。97年『株主総会』(幻冬舎)で作家デビュー。日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(CGネット)理事長。上場会社など4社の社外役員を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

45
非上場企業の株式について初めて学ぶことができました。自分とは無縁の世界です。今後未来永劫に非上場企業の株式を取得することはないだろうし、経営に参画しようなど思いもしないことです。社外取締役については、所有する上場企業が次々と採用していることもあり、興味を持っています。形式的な役職にとどまっているのかな?というのが現時点での認識です。以前株主総会で社外取締役の実績について質問したことがありますが、答える中味が全くないことが露呈されただけで、何を考えているのか?と疑問と不信感だらけになったことがあります。2018/03/05

Yunemo

37
久々の著者作品、非上場会社の少数株主の現状の法的問題点、今後の方向性。今の会社法が抱える問題点をこれだけのボリュームにして小説化、「日本解凍」という言葉に惹かれ。でも間違いなく一面では同族会社の経営者に痛みを伴う施策、コーポレートガバナンスの在り方、そこまで突き詰める経営者がいなかったことからの問題提起として理解。ただ残念ながら、わざわざ小説にしたためかもしれませんが無駄な表現というか、いらないことまで。それがまた中途半端な展開になってしまって、残念感。難しいですね。でも赤とんぼのサンドイッチ懐かしくて。2018/07/22

けんけんだ

23
非上場会社の小数株主の権利とか法律の面の話を小説化しているが、小説としては今一。物語のメインテーマとしては迫力不足。勉強は勉強でちゃんとしようという気にはなります。 2019/01/02

楽駿

22
品川図書館本。新聞書評で気になり、手に取った。非上場株式会社の少数株主の権利と、危険について書かれているが、ストーリー性があるので、読み易い。そして、これは、中小企業の端数株を親や、祖父母から譲り受けた場合、起こりうる危険を教えてくれる。途中、色恋沙汰が入り込むのは、高杉良氏かと、思わされたが、読み易くするためには、仕方ないかな?これから、戦後会社を興した方の相続問題が多くなるので、それなりに意味はあるかも。後半は、蛇足が多いですが。2018/03/19

uminoko

16
初めて読む作家さんの作品。物語と言うよりは、本を通じて非上場会社における少数株主について勉強している感じがしました。2018/07/07

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