きっと誰かが祈ってる

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きっと誰かが祈ってる

  • 山田 宗樹【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 幻冬舎(2017/09発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344031760
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

すべての子どもが、心から愛してくれる人を求めている。たとえ、望まれず生まれてきたとしても―。「嫌われ松子の一生」「百年法」の著者が、乳児院とそこで奮闘する保育士を描く、あふれる愛の物語。

内容説明

親の病気や生活苦、失踪、虐待や育児放棄など様々な理由で実親と暮らせないゼロ歳から二歳までの子どもたちが生活する乳児院・双葉ハウス。ここでは、赤ちゃん一人ひとりの担当療育者を決めている。赤ちゃんに絶対的な安心感を与える“特別な大人”を、双葉ハウスでは“マザー”と呼び、赤ちゃんとマザーは擬似的な親子関係を築いていく。しかし、赤ちゃんが二歳を迎える前にその親子関係は終わることになる―子どもが物心つく前に。双葉ハウスに勤める島本温子は、保育士歴十二年。最初に担当した多喜が不幸になっているのではと思った温子はある行動に出る…。乳児院で奮闘する保育士を描く、あふれる愛の物語。

著者等紹介

山田宗樹[ヤマダムネキ]
1965年愛知県生まれ。「直線の死角」で第18回横溝正史ミステリ大賞を満場一致で受賞し作家デビュー。2003年に発表した『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化され大ベストセラーとなる。2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんたろー

215
山田さん新作。最近は優れたSFで楽しませてくれていたが、久しぶりに社会派サスペンスに戻ってきた。と言っても『嫌われ松子の一生』『黒い春』のような長編ではないので(元々は電子書籍の連載)登場人物を絞ってテンポ好く一気に読ませてくれる。乳児院に勤める主人公を軸に、実親と暮らせない赤ちゃんの実態と、不遇の中で懸命に生きる少女が描かれていて、切なくて胸が苦しくなる。決して軽い話ではないが、内容の割にサラッと読めるのは熟練の技と言える。大好きな『天使の代理人』と同じく、子供達への愛を感じる最後は清々しい涙を流せた。2017/10/11

いつでも母さん

181
乳児院で働くマザーの仕事と、そこを幸せになるために巣立ったはずの子のその後の話。きっと現実はもっと厳しいのだろうとも思う。全ての子が幸せなその後を暮らしている訳じゃないかもしれない。が、『その子が私を忘れても私はその子をずっと忘れない。幸せをずっと、ずっと祈ってる』そんなマザーの言葉は仕事以上の愛情を感じる。そんなマザーたちが沢山いて欲しい。行政の絡みも有るだろう。きっと人員不足でもあるだろう。綺麗ごとじゃないのもね・・ここで愛されていたことに気付いた多喜と多くの『たきちゃん』に幸あれ!2018/01/30

utinopoti27

163
ふんわり暖かく、そして涙が滲む。様々な理由で、親から見捨てられた乳児を育てる乳児院で働く温子は、過去に自分が担当した多喜が、事故で里親を失ったことを知ります。彼女の境遇に不安を感じた温子は、ある行動に出るのですが・・。乳児期に注がれた愛情の分だけ、人は優しくなれる。誰しも自分の幸せを祈ってくれる人がいると思うからこそ辛いことにも向き合える。過酷な虐待に晒され、絶望の淵にたつ多喜のもとに希望の光は届くのでしょうか。山田流サスペンスにヒューマニズムを融合させる試みは、本作で一つの形を示せたと言えるでしょう。2018/05/06

モルク

132
乳児院で働く保育士。2歳まで母親がわり「マザー」となり子供に愛される経験をめいっぱいさせる。子供の記憶には残らないが、愛情は潜在意識となり、その子の今後にいきる。誰かに愛される、どこかで幸せを祈ってもらえるというのはとても大事なこと。別れのシーンはいつでも切ない。最後は久々の号泣。くれぐれも電車やバスの中で読まないことをおすすめする。2018/03/28

ゆみねこ

121
0歳から2歳までの親が育てられない乳幼児を預かる乳児院の保育士・島本温子。「マザー」と呼ばれる保育士がまさに母親代わりとなって愛情をこめてお世話をする。自分が関わった子供のその後を知ることはほとんどないと言われるが、彼女らの真剣な祈りは一人一人の心にきっと届いていると思えた。胸が熱くなり、涙で読了。お薦め本!2017/11/06

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